と、いきなりルーサーに殴りかかろうとするドゥームズデイ。
すぐさま割って入ったスーパーマンがその拳を止めると、宇宙船を飛び出して激しい戦いが。
バットマンも遅れて現場に向かう。
さらに飛行機でどこかに向かおうとしていたダイアナも、テレビ中継を見て現場へ。
そんな中、スーパーマンは戦いながらも、ドゥームズデイを宇宙空間にまで持ち上げる。
そのスーパーマンの行動を監視していたアメリカ軍の司令室では核爆弾発射の作戦が決行されようとしていた。
そこに居たスワンウィック将軍は「犠牲者が一人出る。スーパーマンだ」と渋るが、チャンスはここしか無いと言われ、大統領からも少しの沈黙の後GOサインが出る。
そしてついに核爆弾が発射され、宇宙空間で戦うスーパーマンの背後に。
それを見たスーパーマンは全てを悟って、ドゥームズデイと共に核爆弾の標的になった。
被弾したドゥームズデイの塊はニューヨーク湾へ墜落。
しかし死んだと思われたドゥームズデイは再び動き出し、さらに何故かパワーアップ。
ドゥームズデイは攻撃する度に強くなっており、これ以上攻撃できないとアメリカ軍もお手上げ。
そしてバットウイングに乗って現場に到着したバットマンはドゥームズデイとご対面。
ドゥームズデイの攻撃をギリギリで交わし、一時撤退。
そしてバットマンはスーパーマンに突きつけた槍型のクリプトナイトならヤツを倒せると、ドゥームズデイをクリプトナイトの槍の場所へ誘うことに。
ドゥームズデイを挑発すると、そのバットマンを追うドゥームズデイ。
その頃、宇宙空間でボロボロになったスーパーマンは、驚異的な回復力で復活。
一方、バットウイングはドゥームズデイの熱戦を浴びて墜落。
狙われたバットマンはもう終わりかと思われたその時、割って入るかのようにダイアナが登場。
鎧に身を包んだダイアナはワンダーウーマンとしてドゥームズデイを押しのける。
そしてそこに復活したスーパーマンが加勢。
その戦いをたまたま近くで見ていたロイスは、作戦を知っていたかのように、クリプトナイトの槍を取りに、捨てた水たまりの場所へ。
何でヤツを街に?と問うワンダーウーマンに、ヤツを倒せる槍があると言うバットマン。
そして槍を捨てた深い水たまりに潜るロイス。
一方でスーパーマン、ワンダーウーマン、バットマンの3人が手を組み、ドゥームズデイと対する。
そしてスーパーマンとワンダーウーマンの二人はドゥームズデイと真っ向勝負。バットマンはドゥームズデイの気を引いては攻撃を避けるだけ。
ドゥームズデイの爆発的な力に、近くの建物は崩壊。
と、その瓦礫が、ロイスの潜っていた水たまりを塞ぎ、ロイスは水中に閉じ込められてしまう。
そんな戦いの中でも、スーパーマンはロイスの危機に気付き、ロイスを救出。
水たまりの中に槍があることを知ったスーパーマンは自ら槍を取りに行く。
しかしクリプトナイトが近くにあるだけで、立つのもやっとな状態になってしまうスーパーマン。
そしてほぼ気絶した状態で槍を抱えて浮いてくるスーパーマンを引きずり出すロイス。
ロイスはすぐに槍をスーパーマンから遠ざけると、スーパーマンの意識は回復。
一方、ドゥームズデイの力はますますアップ。
ワンダーウーマンの持つ剣でドゥームズデイの右腕を切断するも、その右腕は太い針のように再生。
ロイスに「愛している」と告げたスーパーマン。
何かを察したロイスはスーパーマンを止めようとするが、槍を持ったスーパーマンがドゥームズデイに突進。
ワンダーウーマンとバットマンの協力でドゥームズデイの動きを止めると、スーパーマンの持ったクリプトナイトの槍はドゥームズデイを貫く。
叫び悶えるドゥームズデイは、針のように尖った右腕をスーパーマンに突き刺し、スーパーマンの身体を貫通する。
その痛みにもスーパーマンは最後の力でさらに槍を深く刺す。
こうしてドゥームズデイは死に、スーパーマンまでも命を失ってしまう。
果たしてスーパーマンは本当に死んでしまったのか。
そしてクラークがロイスに送ったサプライズとは。
さらに逮捕されたルーサーは刑務所で頭を丸刈りに。
ブルースはクラークの意思を受け、メタヒューマンを探す旅に出る。
この作品を観るには
感想とか
次作の感想
世紀の対決がついに実現
バットマン 対 スーパーマンという夢の対決がついに実写で描かれました。
大方の予想通り、この動画でも分かりますが、当然スーパーマンが圧倒的に強いのですが、それでもバットマンならではの武器を使った応戦もなかなか。
結局はスーパーマンの弱点であるクリプトナイトで形勢逆転という、ある意味いつものパターンなんですが、それでも相手がバットマンだと言うだけで、少し興奮が増します。
これまたお約束で最終的には強力な敵を倒すために手を組むのですが、それでも二人の戦いはどこか異質で、引き込まれました。
アクションは抑えめ?
前作に比べると、アクションシーンは抑えめな気がします。
もちろんクライマックスはど派手なアクションが繰り広げられ、これぞザック・スナイダーのアクションだ!と思わせるようなシーンも多く、バットマンのアクションでは、バットマンらしい立ち振る舞いで敵を戦闘不能にする姿はとても見応えがあります。
ただ、暗闇のヒーローの宿命なのか、バットマンのアクションシーンは全体的に画面が暗めで、見辛い箇所が多かったのが残念でした。
老いたバットマンの渋さ
この作品で搭乗するバットマンことブルース・ウェインは、高齢のバットマン。
バットケイブには死んだロビンのスーツが飾られているなど、既にジョーカー等と戦いを交えた、一連の物語は既に経験したバットマンということが分かります。
そんな渋いバットマンを演じるベン・アフレックは、見終わった後に適役だと改めて思うぐらいに最初から馴染んでいました。
そのバットマンをサポートするアルフレッド役のジェレミー・アイアンズも良い味が出てます。
バットマンの復讐心が解けた理由が謎
スーパーマンの戦いの巻き添えで自分の会社の社員達を殺された復讐心からスーパーマンに復習することを決めるバットマン。
も、スーパーマンの母親が自分の母親と同名だと知り、そのスーパーマンの母親が人質にされていると言われた所でバットマンの復讐心は綺麗サッパリ消えてしまいます。
全てルーサーの陰謀だったとしても、現にスーパーマンの戦いの二次被害で社員が死んだのは事実。
私の理解力が乏しいのか、バットマンが何を理由にスーパーマンを許し、見直したのかが分かりませんでした。
伏線がモロ
メタヒューマンと呼ばれる、今後の作品で登場する予定のスーパーヒーローが出てくるのですが、それがチラ見せ所では無く、モロ見せ。
その一人、ワンダーウーマンは予告編でも出ているとおり、他に3人のメタヒューマンが居るかも?と言う伏線があり、そこまでは良かったです。
「おっ、どんな感じのキャラクターなんだろ?」という、次回に持ち越そうとしていた好奇心は、すぐに打ち崩され、ご丁寧な映像の紹介でワクワク感が落ち着いたというか。
その紹介も各キャラクターに1~2分と能力も含めてしっかりと紹介されていて、伏線にしても ここまでする必要があったのか?と謎に思います。
その後、登場して活躍するならまだしも、どんな感じなんだろう?ぐらいで止めておいた方が無難だったのでは・・・。
次回作と これからのDCコミック映画
マーベルコミックにおけるマーベル・シネマティック・ユニバースの様に、DCコミックにも映画の世界観を共有する「DCエクステンディッド・ユニバース」と呼ばれるプロジェクトがあります。
今作でも、今後の作品で関係してくるであろうシーンやキャラクターなどが多く登場するので、どのように物語がリンクしていくのか楽しみです。
マン・オブ・スティール(2013)
「DCエクステンディッド・ユニバース」の第一作。今作の前作。
バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生
そして今作。
スーサイド・クワッド(9月10日公開予定)
バットマンの敵がズラッと登場する悪役が主役の作品。
ワンダーウーマン(2017年予定)
今作でも活躍したワンダーウーマンが主役の作品。
ジャスティス・リーグPART 1(2017年予定)
DCコミック版アベンジャーズ。DCコミックのヒーロー達が集結する作品。
ザ・フラッシュ(2018年予定)
今作で未来からブルースに忠告しに来た、チラッと出てきたメタヒューマンが主役の作品。
アクアマン(2018年予定)
今作で深海でカメラをつついていたメタヒューマンが主役の作品。
シャザム(2019年予定)
「シャザム!」と叫ぶことで、筋肉モリモリの地上最強のスーパーヒーローに変身するキャラクターが主役の作品。
その力はスーパーマンにも匹敵。
ジャスティス・リーグPART 2(2019年予定)
DCコミックのヒーロー達が再集結する作品。
サイボーグ(2020年予定)
今作で、なにやら人体実験されている映像に関係するメタヒューマンが主役の作品。
グリーンランタン(2020年予定)
パワーリングを使って戦うヒーロー。
2011年に公開された映画を「DCエクステンディッド・ユニバース」用にリブート。
と、これだけの作品が予定されており、さらにこの連鎖はまだまだ続くと予想されています。
また、DCコミック作品の海外ドラマとして展開されている「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「GOTHAM/ゴッサム」とは世界観は共通していません。
アベンジャーズが代表のマーベルコミック作品とは違って、DCコミックの映画は少し大人向けの暗いテイストになっているように思えます。
スーパーヒーロー好きな方は今後の展開に大注目です!