映画『君の名は。』感想(あらすじ&ネタバレあり)
君の名は。 とは

日本公開日:2016年8月26日
高校生の男女の意識が突然入れ替わってしまう。最初は夢だと思っていたそれも、次第にお互いを認識し合い、そして惹かれ合うが、その入れ替わりにはとても重要な意味と、とても悲しい事実が隠されていた。
Just My Take
万人向けのTHE青春映画です。画が非常に綺麗で、物語も最初は難解かな?と思われる方も居るでしょうが、結果的にとても分かりやすく、退屈しません。アニメが苦手という方でも受け入れられると思います。
「ほしのこえ」「星を追う子ども」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」等を手がけた新海誠が原作・監督・脚本に。作画監督にはスタジオジブリを代表する作品を多く手がけた安藤雅司。 声優には 神木隆之介、長澤まさみ、市原悦子、谷花音などの有名役者を多く起用。
この作品を観るには
これより下記にはネタバレが含まれます
※これ以降は筆者の感想と共に作品の内容に深く関係する記述が多く含まれます。またこれは筆者の私見であり、矛盾や間違い等がある場合があります。それら全て含め、予めご了承頂いた上でご覧下さい。
あらすじ(ネタバレ)
岐阜県飛騨のその先にある山奥の糸守と言う町に住む女子校生のミツハ。
ミツハの家は古くからある伝統を守る由緒正しき神社。
小学生の妹のヨツハと祖母の3人暮らし。
一緒には暮らしていないミツハとヨツハの父親は糸守の町長。ミツハは選挙運動で町で活動する父親が嫌いだった。
そんなある日、ミツハは寝ている間に不思議な感覚を体験をする。
しかし目覚めたときには何事もなく、ミツハもそのことを忘れているようだった。
その日もミツハはいつも通り高校に登校すると、クラスメートの雰囲気がどこかおかしい。
クラスメートで幼馴染みのサヤカとクラスメートの男子、テッシーに聞くと、昨日のミツハ自身の様子がおかしかったと言う。
話を聞くと、髪型はボサボサで、自分の席やロッカーがどこか分からなかったと言う。
授業中にはミツハが自分のノートを見ると、そこには自分の字ではなく無造作に書かれた「お前は誰だ?」と言う文字が。
サヤカにはストレスが原因の記憶喪失とまで言われ、なんだか理解できない状況にガックシと肩を落とすミツハ。
本屋もなければ、歯医者もない。電車は二時間に一本。コンビニは九時に閉まる。そのくせスナックは二軒もある。早くこんな町を出て東京に行きたい!と言うミツハ。
そんなミツハに帰りにカフェに行こうと言うテッシーだが、テッシーが連れてきたのは登下校途中にあるカフェラテが売っている自販機の前。
呆れたミツハはそのまま帰宅。
帰宅したミツハは組紐と呼ばれる伝統の編み物を祖母と妹の3人でせっせと製作する。
そこでミツハとヨツハは何度も何度も聞かされてきた組紐の歴史をまたも語る祖母。
そして歴史を語った後は、ミツハとヨツハの父親の愚痴。
神職を捨てて家を出たあげく、政治に手を出すことに呆れ尽くしている様子の祖母。
そして夜の神社では豊穣祭と呼ばれる舞を披露するミツハとヨツハ。
巫女の衣装で舞い、仕来りに従って儀式を行う。
米を一口、口の中に入れ、ドロドロになるまで噛み、それを升にはき出す。
はき出すときには袖で隠していたが、角度によってはその場面が丸見え。
ミツハたちの舞を見に来ていた同級生達からは悲鳴が。
米を噛み、唾液と混ざり、発酵させることで酒にするという日本最古の酒造の方法だと解説するサヤカ。
その帰り、同級生達のリアクションにショックを受けたミツハは、妹のヨツハに慰められながらも、夜の神社の階段から町に向かって「こんな人生いやや!来世は東京のイケメン男子にしてください!」と叫ぶ。
そして翌朝。
スマホのアラームが鳴り響く中、ベッドから落ち、やっと目覚める。
と、部屋を見渡すと、そこは全然知らない部屋。

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