バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 とは

(原題:Batman v Superman: Dawn of Justice)
日本公開日:2016年3月25日
ニューヨークの事件でスーパーマンが暴れたことによって自社の社員を失ったブルース(バットマン)は、スーパーマンの力は人にとって有害だと、スーパーマンを止めることを決意。
そして守られていた民衆もスーパーマンの存在に賛否を訴える。
そんな中、スーパーマンを偽物の神だとして陥れようとする者が現れる。
オススメポイント
一人で見る:
友達と見る:
デートで見る:
家族と見る:
お子様と見る:
前作のお復習いと予備知識は必須です。この作品が始めてと言う方は、置いていかれる部分が多いので、予習してから見た方が良いです。 前作に比べると、より重い話になっており、戦闘シーンも少なめ。 エンドロール後はなにもありませんでした。
「マン・オブ・スティール(2013)」から約3年を経ての続編は、前作と変わらず監督にはザック・スナイダー。脚本はデヴィッド・S・ゴイヤーと、新たにクリス・テリオが担当。 スーパーマン役にはヘンリー・カヴィルと、その恋人役にはエイミー・アダムスなど、主要キャストは続投。 そして新たにバットマン役にはベン・アフレックを起用。 クリストファー・ノーランとクリスチャン・ベールが手がけたダークナイトシリーズとは違ったバットマンを演じている。 また、スーパーマンの永遠の宿敵であるレックス・ルーサー役にはジェシー・アイゼンバーグを起用するなど、前作に引き続きキャスト面にも注目です。 日本での公開日は北米と同日の3月25日と、世界最速の公開です。
予告編
前作の感想(ネタバレ&あらすじ)
これより下記にはネタバレが含まれます
※これ以降は筆者の感想と共に作品の内容に深く関係する記述が多く含まれます。またこれは筆者の私見であり、矛盾や間違い等がある場合があります。それら全て含め、予めご了承頂いた上でご覧下さい。
本作のあらすじ(ネタバレ)
あらすじを見る 閉じる
幼き頃のブルース・ウェイン。
ブルースが両親と路地裏を歩いていると、目の前に不審な人物が。
すると突然その人物が拳銃を取り出し、ブルースに銃口を向ける。
ブルースが呆気にとられていると、すぐに父親がブルースの前に割り込む。
と、同時に拳銃の引き金が引かれ、銃弾は父親へ。
犯人は続けざまに母親も射殺。
あっという間に両親を殺害されてしまったブルース。
その後、両親の葬儀が。
ブルースは居ても立っても居られず、葬儀の途中に森の中へ走り出す。
ただ ただ 悲しみを振り払うかのように全力で走るブルースだが、突然地面に空いた穴に落ちてしまう。
そこは人工的に作られたような洞窟の様で、ブルースが身体を起こすと、目の前には無数のコウモリが。
コウモリに囲まれてそのまま穴の中から脱出するブルース。
[mix1]
それから数十年後。
ニューヨークでの事件。
スーパーマンがゾッド将軍と激戦している中、大人になったブルースは車を走らせてある場所へ向かっていた。
ブルースは亡き父親の巨大な会社ウェイン・インダストリーズを引き継いでおり、運転をしながらそのオフィスへ電話をする。
「今すぐそこから避難しろ!」と、電話を受けた部下はすぐに他の社員に避難を促すが、丁度そのビルに戦闘中のスーパーマンが。
避難しようとしていた社員の目の前で、スーパーマンの熱戦がビルを破壊し、ついには社員達の立っている間近を熱戦が通る。
崩れていく床に為す術の無い社員はただ立ち尽くすのみ。
車で駆けつけたブルースの目の前で崩れる自社のビル。
そして次に目に入ったのは空中で激しい戦いを繰り広げるスーパーマンとゾッド将軍の姿。
ビルの崩壊と共に辺りは粉塵だらけ。
と、そこに助けを求めるブルースの部下が。
部下は建物の瓦礫に両足を挟まれ、感覚が無い!とパニックに。
部下の名前はウォレス。
周りの手を借りてウォレスを引きずり出し、粉塵が落ち着いて辺りが見えるようになり、ふとブルースが辺りを見渡すと、呆然と空を見て立ち尽くす少女の姿が。
と、少女の頭上に今にも崩れそうな建物の残骸が。
ブルースは間一髪で少女を助け、もう大丈夫。一緒にママを探そう、ママはどこ?と聞くと少女の指差す先には、スーパーマンの激しい戦いの末、ボロボロに崩壊したビルが。
少女を抱きしめ、崩壊したビルを見つめるブルース。
[mix1]
そしてニューヨークでの事件から2年後。
アフリカの村で部族にロイスが独自で取材を。
部族のリーダーから話を聞いていると、ロイスと同行していたもう一人の男がCIAのスパイで発信器を隠し持っていたのがバレてしまい、射殺されてしまう。
ロイスは男と自分は関係無いと訴えていると、突如部族内で内乱が発生。
激しい銃撃戦の中、関係無い村人が次々と撃たれていき、内乱を起こしたグループはバイクで逃走。
入れ違うようにスーパーマンが駆けつけ、人質にされたロイスを見事救出し、一件落着。
しかしその後、米国議会の上院ではアフリカでの事件の聴取が行われ、村人はスーパーマンがやってきて村が滅茶苦茶にされたと嘆き訴える。
それを聞いたフィンチ議員はスーパーマンの功績ばかりを見ていたが、同時に起こしてきた弊害を見過ごしていた。
そしてスーパーマンの責任を問わなければいけないと。
その後、ニューヨークのロイスのアパート。
ロイスはアフリカでの銃撃戦の中で捕らえられた際に内乱を起こした犯人が使っていた銃弾を入手していた。
と、そこにクラークが帰宅。
クラークはロイスから上院で公聴会が行われたことを聞くが、自分には全く関係無いと聞く耳を持たず、愛する人を助けただけだ。と。
そんなクラークにロイスは助けてくれるのは嬉しいけれど、犠牲者も出ていると、現実を突きつける。
もうこのまま関係を続けるのは無理なのかも・・・と嘆くロイスにじゃれて口づけをするクラーク。
そして夜の市街地で、銃声を聞いたとの通報を受けた警察官が、古びたアパートの中へ。
真っ暗の中、二人の警官がアパートの中を捜索。
すると地下室に監禁されている複数の女性達を発見。
もう大丈夫だ。と扉を開けるが、そこから出ようとしない女性達。
不審がる警官に「まだそこに居る」と言う女性達と共に上の階から物音が。
一人の警官が上の階へ行くと、そこには壁に拘束された一人の男が。
警官が恐る恐る近づくと、なにやら背後に気配を感じ、振り向くとそこにはバットマンの姿が。
警官は慌てて発砲するが、簡単に交わされ、バットマンはどこかへ。
その後、拘束されていた男を見ると、首元にコウモリ型の焼き印が。
[mix1]
翌日。
バットマンの秘密基地バットケイブには、昨夜の一件で収穫を得られなかったブルースと、バットスーツの改良に励むアルフレッド。
ブルースが探しているのはアナトリと言うロシア人の男。
アナトリは武器売買や人身売買など、ゴッサムシティを中心に活動している。
昨夜の男は売春目的の人身売買をしているただの人違いだった様。
一方、レックス・コープと言う会社では、社長のレックス・ルーサーと言う男の元に上院議員のフィンチ議員が訪ねてくる。
ルーサーの研究所には、ニューヨークでの事件の跡から見つけたクリプトン人のワールドエンジンの残骸があり、それを研究した結果、残骸は放射性の鉱石で、そのサンプルを軍の研究所に送り、軍の研究所にあるゾッド将軍の死体に触れさせると、生物分解と細胞の減少が見られ結果、鉱石はクリプトン人にとって驚異であることが分かった。
鉱石の名はクリプトナイト。
これは地球人の最終兵器だと言うルーサーは、この鉱石と同じ物質をインド洋の海底で大量に見つけたが、放射性物質なので国内への輸送を許可してくれとフィンチ議員にお願いするルーサー。
だが、そんなものが必要なの?と問うフィンチ議員。
もしまたクリプトン星人みたいなヤツ等が攻めてきても、兵隊を送ること無く対抗することが出来る。
そしてそれは他のメタヒューマンに対しても効果があるかも知れない。
今必要無くても、もしもの時に怪物達の情けに甘えなくても済むと言うルーサー。
ルーサーがメタヒューマンという存在に気付いていた事に驚く議員。
その頃、街では立派に建てられたスーパーマンの銅像を見つめる、一人の両足を失った車椅子の男が。
男はあの時ビルの瓦礫の下敷きになっていたウォレス。
ウォレスは銅像に近づき、手だけで銅像によじ登り、近くの警官の制止を無視して、銅像に大きく「偽りの神」と落書き。
それはすぐにニュースで取り上げられ、そのニュースを働くデイリープラネット社で見たクラークとロイスはなんとも言えない表情。
一方ルーサーは、米国議会の別の議員と手を組むことに。
その条件としてルーサーはニューヨーク事件の後、ニューヨークにそのまま留置されているクリプトンの宇宙船と、保管されているスーパーマンに殺されたクリプトン人であるゾッド将軍の死体の調査を申し出て、公式に厳重管理されたニューヨークの保管施設へ出向く。
ルーサーは施設内でゾッド将軍の死体の指にクリプトン人に有害なクリプトナイトを当て、メスのように使って指紋を剥ぎ取る。
その夜、ルーサーの自宅を訪れたフィンチ議員は鉱石の輸入は認められないと突き放すかのように告げる。
そんなフィンチ議員を苛つかせるように振るまうルーサーに、「おしっこをお婆ちゃんのピーチティーと呼ぶのも、殺人兵器を抑止力と呼ぶのも勝手だが、私は騙されない」と。
そしてルーサーは意味深に「父から譲り受けたこの部屋の模様替えをしたい。あの画とか」と言い絵画を指差す。
絵画には空には天使、地には悪魔が描かれているが、ルーサーは「あの画は逆だ。悪魔は地からではなく空からやってくる」と。
そしてロイスはアフリカで手に入れた銃弾を調べるためにワシントンDCへ。
[mix1]
ワシントンDCでスワンウィック将軍と再開。
スワンウィック将軍に銃弾の事を告げ、真実を知りたい!と訴えるが、相手にされないロイス。
一方、ブルースは悪夢にうなされる日々の中、ブルースがずっと追っていたアナトリを調べるとルーサーとの繋がりが分かり、丁度ルーサーのパーティに招待されていたこともあり、堂々とルーサーを調査することに。
会場に着くと、流石のウェイン・インダストリーズの社長。記者が群がる。
と、丁度同じくデイリープラネットの記者として取材に来ていたクラークはそこでブルースの事を知る。
そしてパーティが開かれ、ルーサーのひょうきんなスピーチの中、ブルースは一人の女性と目が合う。
しかしブルースの目的は別にあり、すぐに行動に移る。
無線でアルフレッドと通信しながら、アルフレッドの指示である場所へ。
と、一人だけその通信の声に気付くクラーク。
ブルースが向かった先はルーサーが管理しているコンピュータのサーバールーム。
誰にも見つからないように機械を取り付け、一旦会場に戻る。
そこでクラークから取材を受けるブルース。
クラークはバットマンの最近の行動で市民が恐怖に怯えていることについて聞くと、デイリープラネットは赤いマントの男(スーパーマン)が子猫を助ける度に一面で扱うが、あのエイリアン(スーパーマン)は地球を破壊している。スーパーマンこそ止める必要があると言うブルース。
お互いの意見は真っ向対立。
[mix1]
と、そこにルーサーが割って入る。
挨拶を交わし、良い雰囲気で会話をするルーサー。
そこにアルフレッドからブルースにデータの転送が完了しました、と通信が入る。
そこで席を外すブルース。
当然その会話も聞こえているクラークはブルースの後を追う。
が、途中でテレビのニュースに気付くクラーク。
そこには大火事で逃げ遅れた少女がいるというニュース。
クラークはブルースを追うことを止めて、少女の救出に向かう。
一方ブルースがサーバー室に戻ると、そこに仕掛けてあった機械がなくなっており、辺りを見渡すと、会場で目が合った女性が。
女性を追うが、車で逃げられてしまう。
そして少女を救出したスーパーマンは市民から神のように崇められる。
世界ではスーパーマンの在り方を議論するようになり、政治的観点で語るべきでは無い、国際法でスーパーマンの行動を規制すべきだと、意見は真っ二つ。
その後、スーパーマンの銅像に落書きをして留置所に入れられていたウォレスが釈放。
保釈金を払ってないのに?と疑問を持ちながらも自宅に帰ると、そこにはルーサーの姿が。
ルーサーはウォレスに自立の手伝いをさせてくれと、自動車椅子を差し出す。
そしてウォレスはフィンチ議員を訪ね公聴会への証人としての参加を直訴。
[mix1]
一方、デイリープラネット社では勝手にバットマン関連の取材をしていたクラークが編集長からバットマンの記事なんて誰も読まないとお叱りを受ける。
と、そこに郵便が。
郵便の中身はバットマンを批判する記事と、バットマンから仕打ちを受けた人達の写真が同封されていた。
それを見たクラークは会社を飛び出す。
そしてルーサーのパーティでブルースから逃げた女性はある博物館へ。
そこに待ち構えていたように現れるブルース。
女性の名はダイアナ・プリンス。
[mix1]
ダイアナもルーサーを追っており、自分が写った写真を取り戻そうとしていると言う。
機械は借りただけ、とすぐにブルースに機械を返すダイアナ。
バットケイブに戻ると直ぐに盗ったデータの解析を行うブルース。
と、場面は突然砂漠地帯へ。
部隊用のスーツを着たバットマンは、部隊に「あの石を手に入れたか?」と、トラックの荷台の中へ。
そこに置かれた箱の中身を見ると、そこには石はなく、仲間と思っていた兵隊に銃口を向けられるバットマン。
そして銃撃戦が。
バットマンは止めようと応戦するも、ついには捕らえられてしまう。
気がつくと両手は拘束され、目の前にはスーパーマンが。
スーパーマンは無言のまま、同じく捕らえられていた兵士を熱戦で焼き殺す。
そしてバットマンのマスクを剥ぎ取り、「彼女は全てだった。それをお前が奪い去った。」とスーパーマンはバットマンの胸に手を当て力を入れると、バットマンはその激痛に叫び声を上げる。
と、目が覚めるとそこはバットケイブ。
すると解析に使っていたコンピューターの中からマスクマンがブルースに向かって「ロイスが鍵だ。キミは正しかった。僕達を探せ!」と告げて消え、さらに夢から覚めたように起きるブルース。
さっきまでの光景が全て夢だったかのように、なんだったんだ?と辺りを見回すも、そこは何の変哲も無い さっきまで居たバットケイブ。
と、コンピュータを見ると解析完了の文字が。
早速解析したデータを調べると、ルーサーはクリプトン人の力を弱めることの出来る鉱石クリプトナイトを運んでいる事が分かった。
それを盗むと言い出したブルースにアルフレッドは、盗んで破壊するのですね?と聞くが、ブルースはすぐに否定。
「戦争になります」と忠告するアルフレッドに「先に戦争を仕掛けたのは赤いマント(スーパーマン)だ。2年前の事件で何千人も死んだ。次はどれだけ犠牲が出るか分からない。敵になる可能性が1%でもあれば敵になる。俺が倒す」と言うブルースに尚もアルフレッドは「彼(スーパーマン)は人類の敵ではない」と言うが「今はな。ゴッサムで20年。絶対があったか?」と決意は固いブルース。
[mix1]
一方、ワシントンDCのロイスは尚もスワンウィック将軍に訴え、アフリカで手に入れた銃弾を託す。
そしてバットマンはルーサーが雇っていた輸送部隊の潜伏先に奇襲。
バットモービルを駆使して激しいカーチェイスを繰り広げ、輸送車に発信器を取り付けることに成功。
と、そこにスーパーマンの姿が。
バットモービルが止められ、コクピットがこじ開けられる。
「もう出しゃばるな。バットマンは死んだ。終わりだ。今回は見逃す」と言い去ろうとするスーパーマンに「お前に血は流れるのか?」と問うバットマン。
その質問には答えずに去って行くスーパーマンに「流させてやる」とつぶやくバットマン。
[mix1]
クラークはそのまま故郷の母親の元へ。
母親のマーサは公聴会へ出るか迷っているクラークに「ヒーローになりなさい」「でもこの世界に借りはないからならなくてもいいわ」とクラークに諭す。
一方ワシントンDCではスワンウィック将軍が秘密裏に調べた結果、アフリカでの一件は、何者かがスーパーマンに罪を着させたと。
銃弾はレックス・コープが製造したものだと分かり、ルーサーは砂漠に傭兵部隊を持っていることも分かった。
部族の中で内乱を意図的に起こしたのはルーサーの傭兵部隊だった。
そして米国議会ではついに公聴会が。
テレビのインタビューを受ける証人のウォレスは「ヤツはヒーローなんかじゃない!」と怒りを露わにする。
そして満を持して現れたスーパーマンに、まさか本当に来るとは、と周りは驚く。
そして建物の中へ入っていくスーパーマン。
いよいよ議会は開かれ、フィンチ議員の挨拶から始まり、フィンチ議員がふと目の前に置かれた飲み物を見ると、それは見慣れないビン。
フィンチ議員はそれが引っかかり、何かを思い出すように、まさか・・・とビンを寄せると、ビンには”お婆ちゃんのピーチティー”と書かれたラベルが。
それを見たフィンチ議員がルーサーの席を見ると、そこは空席。
と、次の瞬間、ウォレスの乗っていた車椅子が大爆発。
その爆発は議会の建物全体を巻き込む程の大きな爆発で、辺りは騒然。
燃えさかる建物の中で悲しみに暮れるスーパーマンの姿。
その晩、ブルースは輸送車の発信器を元にルーサーの研究所を見つけ、研究所を襲撃。
ルーサーが駆けつけた時には研究所はボロボロ。
[mix1]
鉱石クリプトナイトも奪われてしまっていた。
その後、あの場に居たのに何も出来なかった事を悔やむスーパーマンに、その胸の記号は希望を意味してると慰めようとするロイスに「僕の故郷ではそうだが、その故郷はもう無い」と言って去って行く。
その頃、研究所を無茶苦茶にされたルーサーは、ゾッド将軍から採取した指紋を使ってクリプトンの宇宙船に入り、コマンドキーを挿し直して宇宙船を起動。
クリプトンの情報を勉強し、宇宙船内にゾッド将軍の死体を持ち込み、宇宙船の機能を使ってゾッド将軍のトランスフォームプログラムを実行。
一方、ブルースは対スーパーマンに向けてトレーニングと、ルーサーの研究所から奪った鉱石クリプトナイトを使った兵器の開発に没頭。
と、パーティの時にルーサーのサーバーから奪ったデータを見直すと、そこにはメタヒューマンと書かれたフォルダが。
開くとさらに4つのロゴが描かれたフォルダが。
その中のWと書かれたフォルダを開くと、そこにはダイアナの姿が写った画像が。
そしてもう一枚古い写真が。
そこには1918年と書かれた白黒の写真に、まさしくダイアナの姿が。
そしてブルースはアルフレッドから勝ち目はないと言われるが、今俺がやるべき事はこれしかないと、自らバットシグナルを照らし、ついに戦いを始める。
シグナルを遠くのビルから見ていたルーサーは、傭兵のアナトリを使ってロイスを拉致。
屋上でスーパーマンを呼ぶにはこれが一番手っ取り早い、とロイスをビルの屋上から突き落とす。
と、すぐにスーパーマンが駆けつけ、ロイスを救出。
ロイスを地上に置いて、すぐにビルの屋上へ向かい、ルーサーに刑務所に入れと言うが、ルーサーは自分の父親からの虐待のコンプレックスから、スーパーマンを否定し、イカサマ野郎だって事を全国民に知らせてやると。
そのために2年間準備をしてきた。
黒対赤、神対人間、光対闇、クリプトン星人対ゴッサムのコウモリの世紀の対決を。
私が戦うと思うか?とすまし顔のスーパーマンに、ある写真を足下にばらまく。
写真には、拘束され額には魔女と書かれたマーサの姿が。
怒り、ルーサーに向かおうとするが、ルーサーは居場所を知らず、ルーサーを殺したらマーサは死ぬ。どこかへ探しに飛んでいっても死ぬ。
[mix1]
唯一マーサを助ける手段はバットシグナルの元に居るバットマンを殺すこと。
有余は1時間を切っている。
コウモリを殺して汚れた神の姿を世界が目撃する!とルーサーは言い、ヘリコプターに乗ってどこかへ。
その頃、ニューヨークの中心部では、留置されていたクリプトンの宇宙船から稲妻のようなエネルギー派が絶えず放出され、辺りはパニック。多くのテレビ局がニュースで報道していた。
そんな中、スーパーマンはゴッサムに行ってバットマンに協力を求めるが、死なせずには居られない。善人では居られない・・・とロイスに告げてゴッサムへ。
一方、ダイアナはブルースに遅れたが、やっとルーサーのデータを解析することができ、その中から自分以外のメタヒューマン「フラッシュ」「アクアマン」「サイボーグ」の存在を確認。
そしてロイスは直ぐに会社へ戻り、編集長に掛け合うと、ロイスの危機迫る雰囲気を察し、移動手段としてヘリを手配。行き先はバットシグナルの元。
そのシグナルの元では、ついにバットマンとスーパーマンが拳を交えようとしていた。
スーパーマンは、話を聞いてくれ、これはルーサーの罠だと言うが、バットマンは聞かずお構いなしにスーパーマンに戦いを挑む。
[mix1]
が、しかしスーパーマンの圧倒的な力には敵わず、バットマンはついに追い詰められてしまうが、隙を突いてクリプトナイトを粉塵にしたものをスーパーマンに浴びせると、急に脱力感に襲われ、まともに立てなくなってしまうスーパーマン。
ここから形勢逆転と言わんばかりに、スーパーマンの力は弱まる。
そしてバットマンの攻撃が効くようになり、人間の勝ちだと逆にスーパーマンをボコスカと追い詰める。
も、劇的な回復力と根性でバットマンと抗戦するスーパーマン。
そこで再度、粉塵クリプトナイトを浴びせ、スーパーマンを押さえつけ、さらにクリプトナイトで作った槍を手にするバットマン。
その矛先がスーパーマンに向けられた時、スーパーマンは「お前のせいでマーサが殺される・・・」と訴える。
マーサと言う名を聞いて、バットマンは自分の母親を思い出す。
バットマンであるブルースの母親の名もまたマーサであり、さらにスーパーマンは「マーサを救うんだ・・・」と訴える。
ブルースは母親を失った悲しみを思い出し、スーパーマンへの攻撃を止める。
そこにロイスが駆けつけ、これは全てルーサーが仕組んだ罠だと知ったバットマンはスーパーマンを宇宙船に向かわせ、マーサは私が助けると約束。
ロイスはスーパーマンの力が弱まってしまうクリプトナイトの槍を近くの深い水たまりに捨てる。
[mix1]
一方、アルフレッドの完璧なサポートもあり、アナトリを倒して見事マーサを救出するバットマン。
そして宇宙船の中に入り込んだスーパーマンは、そこでルーサーと出会う。
ルーサーがアナトリに通信をすると、その先からはバットマンの声が。
驚くルーサーだが、そこでルーサーの奥の手が。
神を殺せるのは、悪魔しか居ないと、トランスフォームプログラムで改造されたゾッド将軍改め、ドゥームズデイが生誕。
と、いきなりルーサーに殴りかかろうとするドゥームズデイ。
すぐさま割って入ったスーパーマンがその拳を止めると、宇宙船を飛び出して激しい戦いが。
バットマンも遅れて現場に向かう。
さらに飛行機でどこかに向かおうとしていたダイアナも、テレビ中継を見て現場へ。
そんな中、スーパーマンは戦いながらも、ドゥームズデイを宇宙空間にまで持ち上げる。
そのスーパーマンの行動を監視していたアメリカ軍の司令室では核爆弾発射の作戦が決行されようとしていた。
そこに居たスワンウィック将軍は「犠牲者が一人出る。スーパーマンだ」と渋るが、チャンスはここしか無いと言われ、大統領からも少しの沈黙の後GOサインが出る。
そしてついに核爆弾が発射され、宇宙空間で戦うスーパーマンの背後に。
それを見たスーパーマンは全てを悟って、ドゥームズデイと共に核爆弾の標的になった。
被弾したドゥームズデイの塊はニューヨーク湾へ墜落。
しかし死んだと思われたドゥームズデイは再び動き出し、さらに何故かパワーアップ。
ドゥームズデイは攻撃する度に強くなっており、これ以上攻撃できないとアメリカ軍もお手上げ。
そしてバットウイングに乗って現場に到着したバットマンはドゥームズデイとご対面。
ドゥームズデイの攻撃をギリギリで交わし、一時撤退。
[mix1]
そしてバットマンはスーパーマンに突きつけた槍型のクリプトナイトならヤツを倒せると、ドゥームズデイをクリプトナイトの槍の場所へ誘うことに。
ドゥームズデイを挑発すると、そのバットマンを追うドゥームズデイ。
その頃、宇宙空間でボロボロになったスーパーマンは、驚異的な回復力で復活。
一方、バットウイングはドゥームズデイの熱戦を浴びて墜落。
狙われたバットマンはもう終わりかと思われたその時、割って入るかのようにダイアナが登場。
鎧に身を包んだダイアナはワンダーウーマンとしてドゥームズデイを押しのける。
そしてそこに復活したスーパーマンが加勢。
その戦いをたまたま近くで見ていたロイスは、作戦を知っていたかのように、クリプトナイトの槍を取りに、捨てた水たまりの場所へ。
何でヤツを街に?と問うワンダーウーマンに、ヤツを倒せる槍があると言うバットマン。
そして槍を捨てた深い水たまりに潜るロイス。
一方でスーパーマン、ワンダーウーマン、バットマンの3人が手を組み、ドゥームズデイと対する。
そしてスーパーマンとワンダーウーマンの二人はドゥームズデイと真っ向勝負。バットマンはドゥームズデイの気を引いては攻撃を避けるだけ。
ドゥームズデイの爆発的な力に、近くの建物は崩壊。
と、その瓦礫が、ロイスの潜っていた水たまりを塞ぎ、ロイスは水中に閉じ込められてしまう。
そんな戦いの中でも、スーパーマンはロイスの危機に気付き、ロイスを救出。
水たまりの中に槍があることを知ったスーパーマンは自ら槍を取りに行く。
しかしクリプトナイトが近くにあるだけで、立つのもやっとな状態になってしまうスーパーマン。
そしてほぼ気絶した状態で槍を抱えて浮いてくるスーパーマンを引きずり出すロイス。
ロイスはすぐに槍をスーパーマンから遠ざけると、スーパーマンの意識は回復。
一方、ドゥームズデイの力はますますアップ。
ワンダーウーマンの持つ剣でドゥームズデイの右腕を切断するも、その右腕は太い針のように再生。
ロイスに「愛している」と告げたスーパーマン。
何かを察したロイスはスーパーマンを止めようとするが、槍を持ったスーパーマンがドゥームズデイに突進。
ワンダーウーマンとバットマンの協力でドゥームズデイの動きを止めると、スーパーマンの持ったクリプトナイトの槍はドゥームズデイを貫く。
叫び悶えるドゥームズデイは、針のように尖った右腕をスーパーマンに突き刺し、スーパーマンの身体を貫通する。
その痛みにもスーパーマンは最後の力でさらに槍を深く刺す。
こうしてドゥームズデイは死に、スーパーマンまでも命を失ってしまう。
[mix1]
果たしてスーパーマンは本当に死んでしまったのか。
そしてクラークがロイスに送ったサプライズとは。
さらに逮捕されたルーサーは刑務所で頭を丸刈りに。
ブルースはクラークの意思を受け、メタヒューマンを探す旅に出る。
この作品を観るには
感想とか
次作の感想
世紀の対決がついに実現
バットマン 対 スーパーマンという夢の対決がついに実写で描かれました。
大方の予想通り、この動画でも分かりますが、当然スーパーマンが圧倒的に強いのですが、それでもバットマンならではの武器を使った応戦もなかなか。

結局はスーパーマンの弱点であるクリプトナイトで形勢逆転という、ある意味いつものパターンなんですが、それでも相手がバットマンだと言うだけで、少し興奮が増します。

これまたお約束で最終的には強力な敵を倒すために手を組むのですが、それでも二人の戦いはどこか異質で、引き込まれました。

アクションは抑えめ?
前作に比べると、アクションシーンは抑えめな気がします。
もちろんクライマックスはど派手なアクションが繰り広げられ、これぞザック・スナイダーのアクションだ!と思わせるようなシーンも多く、バットマンのアクションでは、バットマンらしい立ち振る舞いで敵を戦闘不能にする姿はとても見応えがあります。

ただ、暗闇のヒーローの宿命なのか、バットマンのアクションシーンは全体的に画面が暗めで、見辛い箇所が多かったのが残念でした。
老いたバットマンの渋さ
この作品で搭乗するバットマンことブルース・ウェインは、高齢のバットマン。

バットケイブには死んだロビンのスーツが飾られているなど、既にジョーカー等と戦いを交えた、一連の物語は既に経験したバットマンということが分かります。

そんな渋いバットマンを演じるベン・アフレックは、見終わった後に適役だと改めて思うぐらいに最初から馴染んでいました。
そのバットマンをサポートするアルフレッド役のジェレミー・アイアンズも良い味が出てます。

バットマンの復讐心が解けた理由が謎
スーパーマンの戦いの巻き添えで自分の会社の社員達を殺された復讐心からスーパーマンに復習することを決めるバットマン。

も、スーパーマンの母親が自分の母親と同名だと知り、そのスーパーマンの母親が人質にされていると言われた所でバットマンの復讐心は綺麗サッパリ消えてしまいます。
全てルーサーの陰謀だったとしても、現にスーパーマンの戦いの二次被害で社員が死んだのは事実。
私の理解力が乏しいのか、バットマンが何を理由にスーパーマンを許し、見直したのかが分かりませんでした。
伏線がモロ
メタヒューマンと呼ばれる、今後の作品で登場する予定のスーパーヒーローが出てくるのですが、それがチラ見せ所では無く、モロ見せ。
その一人、ワンダーウーマンは予告編でも出ているとおり、他に3人のメタヒューマンが居るかも?と言う伏線があり、そこまでは良かったです。
「おっ、どんな感じのキャラクターなんだろ?」という、次回に持ち越そうとしていた好奇心は、すぐに打ち崩され、ご丁寧な映像の紹介でワクワク感が落ち着いたというか。
その紹介も各キャラクターに1~2分と能力も含めてしっかりと紹介されていて、伏線にしても ここまでする必要があったのか?と謎に思います。
その後、登場して活躍するならまだしも、どんな感じなんだろう?ぐらいで止めておいた方が無難だったのでは・・・。
次回作と これからのDCコミック映画
マーベルコミックにおけるマーベル・シネマティック・ユニバースの様に、DCコミックにも映画の世界観を共有する「DCエクステンディッド・ユニバース」と呼ばれるプロジェクトがあります。

今作でも、今後の作品で関係してくるであろうシーンやキャラクターなどが多く登場するので、どのように物語がリンクしていくのか楽しみです。
マン・オブ・スティール(2013)
「DCエクステンディッド・ユニバース」の第一作。今作の前作。

バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生
そして今作。

スーサイド・クワッド(9月10日公開予定)
バットマンの敵がズラッと登場する悪役が主役の作品。

ワンダーウーマン(2017年予定)
今作でも活躍したワンダーウーマンが主役の作品。

ジャスティス・リーグPART 1(2017年予定)
DCコミック版アベンジャーズ。DCコミックのヒーロー達が集結する作品。
ザ・フラッシュ(2018年予定)
今作で未来からブルースに忠告しに来た、チラッと出てきたメタヒューマンが主役の作品。

アクアマン(2018年予定)
今作で深海でカメラをつついていたメタヒューマンが主役の作品。

シャザム(2019年予定)
「シャザム!」と叫ぶことで、筋肉モリモリの地上最強のスーパーヒーローに変身するキャラクターが主役の作品。

その力はスーパーマンにも匹敵。
ジャスティス・リーグPART 2(2019年予定)
DCコミックのヒーロー達が再集結する作品。
サイボーグ(2020年予定)
今作で、なにやら人体実験されている映像に関係するメタヒューマンが主役の作品。

グリーンランタン(2020年予定)
パワーリングを使って戦うヒーロー。
2011年に公開された映画を「DCエクステンディッド・ユニバース」用にリブート。

と、これだけの作品が予定されており、さらにこの連鎖はまだまだ続くと予想されています。
また、DCコミック作品の海外ドラマとして展開されている「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「GOTHAM/ゴッサム」とは世界観は共通していません。
アベンジャーズが代表のマーベルコミック作品とは違って、DCコミックの映画は少し大人向けの暗いテイストになっているように思えます。
スーパーヒーロー好きな方は今後の展開に大注目です!
コメント