映画『アメイジング・スパイダーマン2』感想(ネタバレ&あらすじ有り)

アメイジング・スパイダーマン2 とは

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アメイジング・スパイダーマン2
(原題:The Amazing Spider-Man 2)
日本公開日:2014年4月25日

スパイダーマンとしてニューヨークを守ることと引き替えに彼女の父親と交わした「彼女を巻き込まない」と言う約束を果たせず苦しむピーターは突如彼女から別れを告げられ、そして8年ぶりに出会う親友との間で起こる問題にも頭を抱えていた。そんな中、スパイダーマンの前に現れた過去最強の敵エレクトロ。膨れあがる敵の怒りを静めることは出来るのか。

Just My Take

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アクションシーンは全て興奮間違いなしです。ただ結末は結構沈んだものとなります。キスシーン多め。

リブートスパイダーマン第2作目。前作から丁度2年での公開。良いスパンです。脚本家が一新されましたが、制作陣はほぼ前作同様。また 今作は全編に置いて フィルム ではなく、デジタル映像 として撮影され、非常に高精細な画質と仕上がりになっています。良い意味でIMAXが生きる作品です。

久々に興奮するアクション映画でした。
丁寧に作り上げられた3D映像美は、その世界観に引き込まれるかのようなクオリティで仕上がってました。

この作品を観るには

これより下記にはネタバレが含まれます

※これ以降は筆者の感想と共に作品の内容に深く関係する記述が多く含まれます。またこれは筆者の私見であり、矛盾や間違い等がある場合があります。それら全て含め、予めご了承頂いた上でご覧下さい。

あらすじ(ネタバレ)

物語はまず14年前の出来事から。

主人公 ピーター・パーカー の父親である リチャード・パーカー が、オズコープ社のパソコンを操作し、あるファイルを消去していた。
そこにあった蜘蛛のサンプルも抹消。
しかし突然アクセス拒否のメッセージが表示され、リチャードは仕方無く逃げるように家に帰ることに。

家に帰りカメラに向かってある映像を撮っていたリチャード。
その背後から父を呼ぶ幼きピーターの声。

リチャードはビデオを停止させ、ピーターの声のする方へ向かうと、その部屋は強盗でも入ったかのように荒らされていた。

そしてリチャードは突如家を出ることを決める。
ピーターの母親である メアリー・パーカー はピーターとの別れを惜しむような時間も許されず、リチャードに急かされ家を出る事に。
最後にピーターの手を取り、良い子でな と一言を残し去って行くリチャード。

そしてリチャードが乗ったプライベートジェット機は、二人が身を潜められる場所を求めて飛行中。

ピーターのことを心配するメアリーに、大丈夫だ。と手を取るリチャード。
少し気を取り戻したメアリーはトイレへ席を立つ。

そして入れ替わるように機長室から出てくる一人の操縦士の男。
リチャードはその男の手元が血で汚れている事に気付く。
男に悟られないよう、機長と話をしたい と席を立つリチャードに、男は隠し持っていた拳銃を向け、メアリーの入っていたトイレに外から鍵を掛ける。

恐る恐る席に座り、男にバレないよう 目の前にあるパソコンを操作し、あるファイルをどこかに送信するリチャード。

男が脱出用のパラシュートを取り、リチャードのパソコンを奪った時、異変に気付いたメアリーがトイレのドアをこじ開け、出てくる。
隙を見てリチャードが男と格闘し、メアリーも応戦するが、男の放った銃弾がメアリーに直撃。

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リチャードは何とか男を倒し、撃たれたメアリーを席に座らせベルトで固定する。

心配するリチャードに「ルーズベルト・・・」とパソコンを指さすメアリー。
思い出したかのように、一度男に奪われたパソコンを手に取り、ファイル送信を再開。

すると目覚めた男が再びリチャードに襲いかかるが、その瞬間 突然急降下するジェット機にバランスを崩す二人。

荒れる機内で男とつかみ合い、リチャードがメアリーの方を見ると既に意識をなくしており、妻の死を認識したリチャードは男から奪った銃で窓に向かって発砲。

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割れる窓に気圧差で投げ出される男。

その中でパソコンの画面に表示されたファイル送信完了のメッセージを確認し、妻を横目に見ながら最後を覚悟したリチャードはジェット機と共に急降下していく。

そして現代。

街では、大量のプルトニウムを積んだオズコープ社のトラックが何者かに奪われる事件が発生。

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大学の卒業式に向かう中、スパイダーマンになったピーターはニューヨークのビル街を縦横無尽に飛び回り、暴走するトラックが起こす事故に巻き込まれそうになる市民を助けながらトラックを追いかける。

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DISCUSSION

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  • >今作では、自分が彼女に対して素直に向き合えない葛藤。そして彼女を守るためにも悪と対決してきたピーターが最後には”彼女のため”から”ニューヨーク市民のために”と言うベクトルの変化を見せたヒーローとしての成長が見られました。

    結構多めにニューヨーク市民助けるシーンあって、
    ボロボロにもなってて
    しかもイギリスにも人々を助けるためを大義にして行こうとしてるのに
    私的な感想も何もストーリーの批評がいきなり的外れでワロタwww

    • NUK さんへの以下のコメントへの返信
      >今作では、自分が彼女に対して素直に向き合えない葛藤。そして彼女を守るためにも悪と対決してきたピーターが最後には”彼女のため”から”ニューヨーク市民のために”と言うベクトルの変化を見せたヒーローとしての成長が見られました。 結構多めにニューヨーク市民助けるシーンあって、 ボロボロにもなってて しかもイギリスにも人々を助けるためを大義にして行こうとしてるのに 私的な感想も何もストーリーの批評がいきなり的外れでワロタwww

      コメントありがとうございます。

      仰るとおり、基本には「街の平和のため」がありますが、アメイジング・スパイダーマン、アメイジング・スパイダーマン2でのスパイダーマンには「彼女のため」と言うラブストーリーも半分含まれていると解釈しています。
      イギリスに行こうとしたのは彼女の存在があったからだと私は解釈しております。
      そもそもグウェンの留学が無ければイギリスの話自体が無いわけですから。

      今作でその彼女を失ってしまい、ヒーローとしての行き場が無くなり、5ヶ月もの間スパイダーマンとしての活動を辞めていた中で、彼女の卒業演説での
      「たとえどんなことが起きても、自分の信じるもののために闘おう。
      たとえ夢が叶わなくても、きっと後悔はしないから。」

      これでピーターはグウェンの思いとヒーローとしての在り方を再確認し、ベクトルが「ニューヨーク市民のため」へと大きく動いたという様に私は捕らえたので この様な感想を書かせて頂きました。

    • スターミント さんへの以下のコメントへの返信
      コメントありがとうございます。 仰るとおり、基本には「街の平和のため」がありますが、アメイジング・スパイダーマン、アメイジング・スパイダーマン2でのスパイダーマンには「彼女のため」と言うラブストーリーも半分含まれていると解釈しています。 イギリスに行こうとしたのは彼女の存在があったからだと私は解釈しております。 そもそもグウェンの留学が無ければイギリスの話自体が無いわけですから。 今作でその彼女を失ってしまい、ヒーローとしての行き場が無くなり、5ヶ月もの間スパイダーマンとしての活動を辞めていた中で、彼女の卒業演説での 「たとえどんなことが起きても、自分の信じるもののために闘おう。 たとえ夢が叶わなくても、きっと後悔はしないから。」 これでピーターはグウェンの思いとヒーローとしての在り方を再確認し、ベクトルが「ニューヨーク市民のため」へと大きく動いたという様に私は捕らえたので この様な感想を書かせて頂きました。

      NUKは単に読解力無いだけ、スターミントさんの感想はあっていると思う。
      まぁ感想は人それぞれだが「的外れ」ということは無い。
      ただ、昨晩久しぶりに観直してみて思ったのは脚本が安直。
      原作に近づけようとしたのかもしれない、更に今の時代にも合わせようとしたのかもしれない。
      「スパイダーマンTM」の方が人気があったのは、原作に無い部分と原作の部分の融合がうまかったのだろう。
      確かに原作でもグウェンはグリーンゴブリンに殺されるが、無理に2作目で殺さなくて良かったのでは?とも思わせる。どうせグリーンゴブリンをいきなり2代目からスタートさせるならグウェンの死も急ぐ必要は無かった。
      また、人間関係が恋愛関係に偏りすぎ、ハリーとの流れも急ぎすぎ
      伏線も多く、いろいろ詰め込んだ結果、全体的に薄くなってしまったように思える。
      「アメコミ加減」で言うとアメイジングの方がアメコミ風、だがこれは「映画」だ。アメコミの1コマ分の映像は数分になりかねない。
      故にまるでアメコミのダイジェスト版になっているかのよう。それだから薄い。
      自分的にはやはりアメイジングシリーズは駄作に近い。観直してみて更にその気持ちは強い。

      もうひとつ、アメリカでの興行不振は前シリーズが昨今良くある「成長系3部作」であり、明→半明半暗→暗の流れの後であり、そこにいきなり底抜けの明がくると「軽すぎ」。アメリカ人の好きな「人助け」も前作ではあまり無い。その分「恋愛」だしね。
      で、2作目は?となっても結局ラブラブ。成長はしてるのだろうが、結局「葛藤」するのは恋愛面だけ。
      両親の死の真相、がわかってもそこからの発展はハリーの頼みを拒絶したことくらいしか印象には残らない。てか両親の死の真相を題材にしてしまったら、それだけで1作分になってもおかしくない。結局詰め込みすぎ。
      前作では両親の死の真相、あったっけ?

      脚本家は前シリーズの執筆者やハリーポッターシリーズの執筆者を集めているのだがごちゃごちゃしすぎで監督も代表作は1作のみ。前シリーズに比べると力量不足だったかも。

      次作の「ホームカミング」も現時点では期待が薄い。
      監督はスリラー・ホラー出身、脚本家もアメイジングほどではない。
      主人公もより一層「かわいらしい少年」になっている。
      あくまでも「アベンジャーズのスピンオフ、もしくは布石」になりかねない。
      個人的には、いい加減何でもかんでもアベンジャーズの布石にするな!と思いますね。トニースタークもしゃしゃり出るようですし・・・・

      長文乱文で申し訳ない

  • 恋人死んだのが悲しい。せっかく留学決まったのに。

    最近のアメリカ映画は中国にこびてるよね。
    中国市場が大きいからしかないのだろうけど。

    今回も中国人救出シーンがあった。