と、現場に着いたパクストンは拘束したスコットを車に残し、家の玄関へ。
車に残されたスコットは、隣の座席に置かれたヘルメットを身体を倒して何とかかぶり、小さくなり拘束を解いて家の中へ。
そこでダレンと相まみえるスコット。
そして子供部屋で繰り広げられる小さなバトル。
スコットはイエロージャケットの背中の装置を破壊しようと、蓋をはずそうとするが、上手く行かない。
と、そこにパクストンも駆けつけ、キャシーを逃がそうとするが、スコットをはね飛ばし、二人に詰め寄るダレン。
そこでスコットは意を決して、禁断のスーツの設定を変え、イエロージャケットの背中の蓋の隙間を通れるまで最小化し、ダレンのスーツを内部から破壊していく。
その爆発で消滅するダレン。
だが、設定を変えてしまったことによって、縮小が止まらないスコットはついに戻る事の出来ない領域へ。
意識を失っていくスコット。
果たしてスコットの運命は。
エンドロール途中におまけ。
さらにエンドロール後にもおまけ。
ある廃墟に居るスティーヴ(キャプテン・アメリカ)とサム(ファルコン)。
二人の目の前には元気のないバッキー(ウィンター・ソルジャー)の姿が。
バッキーを助けようとするスティーヴに、俺たちでは無理だと言うサム。
するとスティーヴは、バッキーを助けられる男を知っていると一言。
この作品を観るには
感想とか
娘を守る為に子供部屋で奮闘する1.5センチのヒーロー
アントマンは自在に身体の大きさを小さく変化させることができるのが最大の特徴。
アベンジャーズのメンバーがニューヨークを舞台に異星人から市民を守る為に戦っている一方で
アントマンは子供部屋の片隅で悪者から娘を守る為に戦う。
対比的なスケールの小ささも、アントマンの目線に立てばニューヨークのそれに匹敵するほどの迫力と言っても過言ではないかと思います。
子供部屋一つがアントマンの世界では街一つのスケールなので、スケールが小さくて迫力が無い!という映画がある中で、スケールの小ささを上手く利用した演出が成されています。
また、相手を翻弄するかのように縮んだり大きくなったりして、隙をつきながら戦うアントマン特有の戦闘方法は他のヒーローには無いアクションなので、見ていてとても楽しかったです。
ただの盗っ人がいきなりスーパーヒーロー
アイアンマンは兵器開発の大富豪。ハルクとキャプテン・アメリカは改造人間。ソーは神様。と、これまでのマーベルのヒーローはどれを取っても特殊な者達の集まり。
ただ、このアントマンは大富豪でもなく、改造人間でもなく、神様でもない、盗人で前科持ちのただの人間。
そんな男にアイアンマンをも凌ぐという技術が詰まったスーパースーツを着せたら、あら簡単、一気にスーパーヒーローのできあがり!
また、一人娘のパパという点も他のマーベルヒーローとは違う所。
地球を守る!というスーパーヒーローならではのテーマも、アントマンが一番大切なのは自分の娘。
ちょっとひょうきんでジョークが好きなキャラクターも、これまでのアベンジャーズには居ないキャラクターで、アベンジャーズとしては全く新しいキャラクターでとても新鮮な気持ちにさせられました。
マーベルシネマティックユニバースの繋がり
このアントマンは、あのアイアンマンやキャプテン・アメリカなどと世界観を共有する「マーベルシネマティックユニバース」の作品となっています。
今後、アイアンマンやキャプテン・アメリカ等との共演もあるのですが、今作でもいきなりその世界観の繋がりを見せてくれます。
まずは冒頭のシーンで、トニー・スターク(アイアンマン)の父親であるハワード・スタークと、キャプテン・アメリカの旧恋人であるペギー・カーターが登場します。
そして中盤では、新アベンジャーズの一員となったサム(ファルコン)もアントマンと手合わせするなど、マーベル映画ファンをドキドキさせる演出が多いです。
細かいところではS.H.I.E.L.D.やヒドラなども登場するなど、色々なマーベル映画としての見所があるので必見です。
もちろんあのスタン・リーもちゃっかり登場します。
続編・次回作は
既に2016年5月6日全米公開予定の「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」にアントマンが参戦することが発表されています。
今作のエンドロール後にもおまけ映像で、キャプテン・アメリカが一芝居しています。
その「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」にはキャプテン・アメリカを初め、アイアンマン、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ファルコン、そしてスパイダーマン等のヒーローも登場する、ファンの間では「アベンジャーズ2.5」と呼ばれているヒーローお祭り映画となるみたいです。
アントマンもきちんとキャプテン側に居ます。
そして今作の映画ラストで、ホープが羽の付いたアントマンスーツを授けられるシーンもあることから、「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」でホープも参戦するのか、「アントマン2」でその勇士が描かれるのか。
とりあえず、アントマンの続編は一度「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」を経由すると言う事なので必見です!