映画『ルーム』感想(ネタバレ&あらすじ)

その後。
クローゼットのベッドで寝るジャックを抱き上げるジョイは、そのまま部屋のベッドにジャックを移して寝かせる。

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翌日。
ジョイがリンゴを食べた時に虫歯だった奥歯が取れてしまう。
それはなに?と取れた歯に興味津々なジャックは頂戴!と、悪い歯よと渡すジョイ。

その後、ジョイが昼寝をしていると、一人で部屋で遊んでたジャックの目の前に一匹のネズミが。
ジャックは恐る恐るネズミに近づき、手で触れようとした瞬間。
部屋の奥から飛んでくる一冊の本がネズミを潰してしまう。

生きてたのに!と怒るジャックに、あれはバイ菌を持ってて噛むし、食べ物も盗むからと冷めた態度で接するジョイ。
ネズミは友達!だと言うジャックを雑に扱うジョイ。

それでもネズミを殺したことに反論するジャックに、ネズミは裏庭に居るわと、しかしその裏庭を知らないジャック。

ジョイはジャックの気を紛らそうと色々するが、そこで何故オールド・ニックからプレゼントを貰おうとしなかったの?と問うジャック。

そういう雰囲気じゃなかった。それに夜は寝ててなにも聞いてないはずでしょ?というジョイに、もしかしたら犬のラッキーが貰えたかも知れない!と何度も何度も大きな声でジョイに訴えるジャックにイライラが募り、この部屋じゃ飼えない!ラッキーなんて居ない!とつい声を荒げる。

居る!と反論するジャックに、妄想で作り上げただけ!とさらに罵ると、ジャックの目から涙が。
それを見たジョイは我に返り、ごめんねとジャックを抱き寄せる。

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翌日、ジャックが目を覚ますと、部屋のテーブルの上にラジコンカーが。
ジョイに開けても良い?と了解を得て、狭い部屋の中を走らせ、大はしゃぎで遊ぶジャック。

時にはストレスを解消するかのように、部屋の中で大声で奇声を上げる。
が、部屋には防音の設備があり、外には届かない。

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しかしその部屋ではすぐにストレスも募るばかり。

ほぼ毎晩やってくるオールド・ニック。
ジャックはクローゼットの中でジョイとオールド・ニックの会話に聞き耳を立てる。

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もうビタミン剤は必要無いだろうと言うオールド・ニックに、もっと栄養が取れてればねと言うジョイに、声を荒げて最低限の生活をさせてやってることに感謝をしろと言うオールド・ニック。
不本意ながら感謝を述べるジョイ。

しかしその生活も続かないようで、オールド・ニックは重い口を開くように、6ヶ月間まともに金儲けが出来てないと言う。

どうするの?他の仕事を探すの?と迫るジョイに、仕事がねーんだよ!と怒鳴るオールド・ニック。

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と、その怒号にビックリするジャックはつい物音をたててしまう。
その音に気付いたオールド・ニックがクローゼットに近寄って外からジャックに話しかける。

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ジョイは寝てるからと言うが、オールド・ニックはさらに話しかける。
するとジョイは焦るように、ベッドに行きましょと半ば強引にオールド・ニックを促す。

その後、ジョイもオールド・ニックも寝静まった真夜中。
目覚めたジャックは、恐る恐るクローゼットを出る。
ベッドを見るとそこにはジョイと大男のオールド・ニックが。

ベッドの横に立ってオールド・ニックをまじまじと見つめるジャック。
するとゆっくり目を開けたオールド・ニックはジョイに挨拶をする。

その声に気付いて飛び起きたジョイは、慌てて「触らないで!」と叫びながらオールド・ニックを押さえ、ジャックをクローゼットに追い戻す。
そんなジョイに静かにしろ!とオールド・ニックは逆にジョイを押さえつけて首を締める。
息が出来ずにもがくジョイに、息がしたいなら黙ってろ!と解放する。

今度同じ事をしたら殺してやる!と言うオールド・ニックに尚もジャックに触れないでと訴えるジョイ。
そんなジョイに捨て台詞のように、誰から授かったか忘れるなよと言うオールド・ニックは部屋を出て行く。

すぐにジャックを抱きしめるジョイ。
ジャックは泣きながら、もう二度としないと声にならない声で謝る。

翌朝。
寝ているジョイの隣で昨晩オールド・ニックに締められた時に出来た首の痣をさすりながら、ふとジャックが息を吐くと、白い息が。

部屋の壁には窓がなく、唯一天井に天窓が一つ。
その天窓には雪が。

ジャックがジョイを起こし、僕はドラゴンと良いながら白い息を吐く。
ジョイが電気を付けようとするが、どうやら部屋の電気を切られたらしい。

部屋には頑丈に作られた扉と、番号式の鍵が。
オールド・ニックに言おうにも、連絡を取る手段は無い。
唯一オールド・ニックが来るときには、扉とは逆の方を向けとの命令で、鍵の番号も推測できない。

毛布を取り出して身に纏い、火を使わずに食べられる食事を済ませる二人。

ジョイはただ呆然とジャックを見つめ、ジャックにネズミを覚えている?と問う。
さらにママはそのネズミは壁の向こう側に居るの。と。

ジャックは向こう側?と理解出来ない様子。

必死に壁の説明から始めるジョイだが、部屋の中しか知らないジャックは壁の向こう側が想像できない。
ジャックにとって部屋の外は宇宙。

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オールド・ニックはどこから食料を持ってくる?と問うと、魔法と答えるジャック。
アニメで見る魔法はないの。アニメは本物のイメージ。アニメのキャラクターはただの絵。でも他の人は人なの。
と、必死に説明しようとするが、上手く説明できず、そんな説明ではジャックには到底理解出来ない。
それどころか次々と言われる言葉に、混乱してしまうジャック。

必死に納得させようとするジョイに理解しようとするどころか、嘘つき!と聞く耳を閉ざしてしまうジャック。

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それでも5歳になったから理解できるでしょ?と尚もジャックにたたき込むジョイ。

そこでジョイはジャックに興味を持たせるために、物語のように説明を始める。

私にはママとパパが居て、一緒に住んでた。ジャックにとってはお婆ちゃんとお爺ちゃん。
家には裏庭があって、ハンモックもあった。
17歳になった時、学校の帰り道で男に会った。
男はオールド・ニック。本名は知らない。
オールド・ニックは犬が病気だと言って騙した。
家に犬は居なくて私は誘拐されたの。

彼は私を小屋に閉じ込めた。
その小屋がこの部屋。
ドアには鍵があって、コードはオールド・ニックしか知らない。
私は7年間ここに閉じ込められている。

それを聞いたジャックは、つまらない!と尚も反発。

翌朝、電気はすぐに復旧した。
昨日の言い争い以来ギスギスしているジャックとジョイの会話は少ない。

と、ジャックがテレビに出てきた亀を見て、亀は本物?と問う。
本物よ。ペットで飼ったことがある。と驚いた様子で答えるジョイ。

さらにこれは本物?偽物?と聞くジャックは少しずつ理解を広げようと努力している様。

ジャックがオールド・ニックが来たら蹴飛ばしてやる!と言うが、ジョイは以前トイレの蓋で叩いたことがあったが、失敗して逆に痛めつけられた事実をそのままジャックに語る。
そのジャックの作戦にもきちんと真面目に答えるジョイ。
寝るのを待って殺せば良いと言うのに、それだと部屋から出るコードが分からず、二人とも死んじゃうと。
お爺ちゃんとお婆ちゃんが助けに来てくれる!と言うのにも、二人はここを知らないと。

そんなジャックを見たジョイは、オールド・ニックを騙そうとジャックに話を持ちかける。

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そしてジョイの作戦はすぐに実行される。

鍋で熱したタオルをジャックの顔に押しつけ、熱を出したフリをしてジャックを病院に連れて行かせる。
病院に着いたら、医者に助けを求めるの、とジャックに作戦を説明。

6歳になってからと少し拒否するジャックに、停電のせいで熱が出たとするには今晩しかない!と強行。

ジャックには元気がなさそうに演技をして、と布団に潜らせ、顔に熱々のタオルを押しつけ、顔を真っ赤にさせる。
ジョイは自分の喉に手を押し込んで、枕に嘔吐。

医者に見せる用にメッセージを書いた紙をジャックのポケットに。
するとジャックのポケットから、前に渡したジョイの歯が出てくる。
いつもママを持っていてくれたのね、と。

そして準備は完了。

その夜いつものようにオールド・ニックがやってくる。

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いつもと違う雰囲気にとまどうオールド・ニックに、ジャックの不調を訴える。
オールド・ニックは薬を飲ませろというが、吐いてしまうと。
病院に連れて行って!と頼むが、オールド・ニックは考えさせてくれと部屋を出て行ってしまう。

作戦は失敗。

尚もベッドで具合の悪い様子を演じるジャック。

そして次の作戦。

ジャックに死んだふりをさせ、ジャックをカーペットで包む。
そして身体をまっすぐ硬くして、ロボットみたいに動いちゃダメとジャックに指導。

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トラックに乗せられたシチュエーションを再現するために、カーペットに巻かれたジャックを揺らし、揺れを感じたら身体をくねらせてカーペットから出る訓練も。

出たらジャンプして、叫んでとにかく一番近くに居た人に話しかけて、ママの名前を教えてあげて。と。
そしてジャックにごめんね。あなたならきっとできる。と

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突然足音が聞こえ、焦りながらもジャックをカーペットで巻くジョイ。

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そして入ってきたオールド・ニックに、あれから容態が急変して・・・と涙の演技をするジョイ。
動揺するオールド・ニックに、貴方が殺した!と泣き崩れるジョイ。

カーペットを広げようとするオールド・ニックに、触らないで!と何時ものようにヒステリックを起こす。
持ち出そうとするオールド・ニックに、ここじゃないどこか木のある場所に!とジョイの訴えに動揺しながらも分かったとカーペットごと外に持ち出すオールド・ニック。

カーペットの中ではジャックはずっと頭の中でこの後の行動をお復習い。

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そしてトラックの荷台に載せられるジャックを巻いたカーペット。

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トラックは動き出し、しばらく走ると、荷台ではジャックが身体をくねらせてカーペットから出る事に成功。

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そして仰向けに出たジャックの目に飛び込んできた真っ青な青空。
今まで見たこともない壮大な空に目を大きくし、しばらく身体が硬直してしまう。

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そしてジャックは身体を起こし、ジョイに言われたように、車が止まった隙にジャンプしてトラックから飛び降りる。

が、反動で音を出してしまい、オールド・ニックに気付かれてしまう。

逃げるジャックを追うオールド・ニック。
と、ジャックの目の前に人が。

犬の散歩をしている男にぶつかり、倒れてしまうジャック。

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犬の飼い主はすぐに謝るが、オールド・ニックは大丈夫だと連れ戻そうとジャックを引っ張る。

それに反抗するジャックはポケットに入れていた紙をその犬の飼い主に渡そうとするが、すぐにオールド・ニックに奪われてしまう。
その様子を見た犬の飼い主はジャックに優しく寄るが、オールド・ニックは強引に連れて行こうとする。
ジャックがママ!と叫ぶ様子を見た犬の飼い主は、警察を呼ぶぞ!と声を上げる。

と、周りに居た人達が一斉にそこに注目する。
オールド・ニックはばつが悪くなり、一人でトラックに乗り込んでその場を去って行く。

芝生に倒れたジャックは、犬の飼い主の返答にもなにも答えずただ倒れ込んだままなにも喋ろうとしない。

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その後、犬の飼い主が警察に通報し、警察が駆けつけるまでその場から動こうとしなかったジャック。

女性警官に抱えられてパトカーに乗せられたジャックは、ずっと窓の外をただボーッと見ているだけで、警官からの質問にも、ハッキリとした返事をしない。

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ママの名前は?と聞いても、ジャックは普段ジョイのことをママと呼んでおり、事前に聞かされていたことも忘れてしまって思い出せない。

ママの居場所にも部屋とだけ。部屋の外は?と聞いても宇宙と答える。
ジャックはポケットから取り出した歯を持っているのを見た警官が聞いてもママの一部だとしか答えない。

運転していた警官が、無駄だ後にしようと言うも、女性警官は待ってとジャックに質問を続ける。

それから女性警官はジャックの答えた事一つ一つを漏らさずに聞いてメモ。
家じゃない、小屋、窓は無いが天窓がある、などなど。

なんでトラックから飛び出したの?との質問に、ママがゆっくりした時にジャンプしろって、でも失敗した。三回目のゆっくりしたときに止まったからジャンプした。と。

それを聞いた女性警官は、わかったわ。とすぐに無線でジャックが保護された場所から一時停止が3回ある先、天窓のある小屋を探して!と捜査を指示。
さらに最新の衛星写真を使って赤いトラックも探すように指示。

そしてジャックを乗せたパトカーに無線が入り、ある家の前へ。
警官が慌ただしく行ったり来たりするのを窓から覗くジャック。

ジャックがママ・・・とつぶやくと、そこには警官に支えられて歩いて向かってくるジョイの姿が。
するとさっきまでずっと元気のなかったジャックだったが、ジョイの姿を見て一気に騒ぎ出す。

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そんなジャックを見つけたジョイも慌てて駆け寄り、二人は抱き合う。

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ジャックがベッドで寝られる?と聞くと、ジョイはどこか寝れるところに連れてってくれるわ。と。
それでもジャックは部屋のベッドが良いと答える。

そしてジャックは病院のベッドで目を覚ます。
個室で大きく開いた窓から差し込む今まで感じたことのない光に目を細くすぼめるジャック。

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すぐにジョイを起こし、ここはどこ?と聞くジャック。

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ただの病院と答えると、病気なの?それとも病気のふり?いつまで居るの?と言うジャックに、昨日の夜にお婆ちゃんと会ってすぐに連れてってくれると言う。

お爺ちゃんは仕事ですぐに飛行機で駆けつけてくれるという。

病室に備えられたお風呂でシャワーを浴びるジョイ。
その側でジャックは、寝る前じゃないのに、と朝のシャワーに困惑。
オールド・ニックに見つかるよ、と言うが、絶対に見つからない!とジャックに水をかけると笑顔でじゃれるジャック。

その後、病室を訪れた担当医から色々と説明を受ける。
その間ずっと担当医に警戒心を持っているジャック。

そんな所にお婆ちゃんとお爺ちゃんがやってくる。
二人を見たジョイはすぐに駆け寄り泣きながら二人と再会を喜ぶ。

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お婆ちゃんの名はナンシー。
お爺ちゃんの名はロバート。

ナンシーはベッドでうずくまるジャックに、ジョイを助けてくれてありがとうと泣きながらお礼を言う。

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ジョイの熱望もあって、二人は自宅に帰ることに。

それから警察と弁護士等の協力もあって、マスコミを避けて家まで送って貰えることに。
案の定、自宅には大勢のマスコミが。

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警察の協力で家の周りは万全にガード。

なんとか家に入ると、そこにはジャックにとって初めての階段が。
恐る恐る一歩ずつ階段を踏みしめるジャック。

すると自宅にはジョイの幼い頃からの家の手伝いをしているレオという男性が。

そのままリビングで一息。
リビングには二人の帰りに各地から大量に届けられたおもちゃ等がずらり。

ロバートは弁護士と話し合った結果、向こうの意向で裁判をしなければならないと頭を抱える。
そして家族を守る為に、マスコミにも声明は発表しないことを決める。

しばらくリビングで落ち着いたあと、ジョイとジャックはジョイの部屋へ。
その部屋は7年前そのままの様で、綺麗に掃除もされていた。

その後、ナンシーから髪を切らない?と言われるも、長い髪は強そうに見えるから切りたくないと。

ジョイとジャック、ナンシーとロバート、さらにレオも加えて、久々の家族団らんの晩ご飯。

楽しく食事をしている中、一人だけせわせわしているロバートに気付くジョイ。
そろそろ寝ると言って部屋を出ようとするロバートに、ジョイは一度もジャックに話しかけないし見ようともしない!と核心を突く。

今は良いだろうと言うロバートに、ジャックを見て!と言うジョイ。
だが、ロバートは決してジャックを見ようとせず、すまんと一言。
すぐにジャックの手を引いて部屋を出ていくジョイ。

翌日、ロバートの姿がないことに気付いたジャックがお爺ちゃんは?と聞くと、しばらく他の家に居ると。

気を紛らそうと、おもちゃで遊ぶ?と聞くも、興味を示そうとしないジャック。

その後、ジョイの部屋で、ジョイの昔の写真を見る。
ジャックが学校での写真を見ながら思い出などを話すと、何故か涙がこみ上げてくる。

それから何度も色々な大人が家に来たり、難しい話をしている中、一人他の部屋で遊ぶジャック。

と、ジャックが一人で遊んでいると、そこにレオが。
まだナンシー以外に人見知りしているジャックに気付いたレオは、ジャックを唆すように、お腹空いたなー。そういえばキッチンに美味しい物があったなーと独り言を言いながら部屋を出ていく。
と、それに触発されたジャックは隠れながらレオを追っていく。
キッチンでレオはおやつを取り出し、そこで着いてきたジャックを初めて見つけたように、一緒に食べる?と。

二人で食事をしながら、レオが飼っている犬の話をしてくれ、いつか会わせてあげるよ。と。

それから何日が経ったか。
ベッドで横になるジョイの隣でスマホでアニメを見るジャック。
スマホから流れる音に、イライラしてしまうジョイは、下の部屋に行って!と無理矢理手を引いてジャックをリビングへ連れて行く。

リビングにあるおもちゃを取り出して、ジャックにこれで遊んでて!と言うが、ジャックは遊びたくない様子。
そのままリビングのソファーに座るジョイを見たナンシーが口を出すと、教育に悪いから二度とスマホは渡さないで、と。
ナンシーは渡さないことを承諾するも何か言いたげ。

と、急に泣き出すジョイに寄り添うナンシーはジョイを心配するが、ジョイはそれにさえも強く当たってしまい、ナンシーも今話しても無駄だわ、と捨て台詞のようにソファーから立ち上がる。

すぐにごめんなさいとぶっきらぼうに謝るジョイに、思ってないくせに!と言うナンシー。
それにカチンと来たジョイは、ええ、思ってないわ!とまたも声を荒げる。

私の気持ちもしらないくせに!と言うジョイに、言ってみなさい!と言うナンシー。

そこでジョイは今まで溜まっていた不満を全てぶつけ、ナンシーもその不満に正当に反論する。
が、貴方が言った親切にしなさいって教えが無ければ病気の犬を連れた男に着いていくことはなかった!とのジョイの発言にはなにも返す言葉がないナンシー。

その後、ジョイはずっと断っていたメディアのインタビューを自宅で受けることに。
身なりを整えたジョイとインタビューアと対面しながら、質問に返答していく。

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ジョイにとっては辛い質問にも涙しながら答え、インタビューアもジョイに負担の内容に気遣って質問していく。

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と、レオが寝てしまった隙に別の部屋から抜け出したジャックがこっそりと、ジョイがインタビューを受けている部屋へ行き、息を潜めてインタビューの様子を覗き見する。

と、そこで丁度質問はジャックの事に。
インタビューアが、ジャックを授かったときに変化はあった?と聞く。
ジョイは、全てが変わった。ジャックはとても美しくて、ジャックの安全ばかりを考えた。と言う。

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さらにインタビューアはジャックにはいつか父親の事を話す?と聞く。
その質問にジョイは真顔で、ジャックは彼のでは・・・と言葉を濁す。
インタビューアがほかに男性がいたの?と問うと、いない!と少し興奮しながら答える。

さらにツッコむインタビューアに、ジャックは私だけの子供なのと言うジョイにそれ以上踏み込まなかったインタビューア。

さらにインタビューは続き、その日からジョイは口数が少なくなり、考えるごとが多くなっていく。

そんなある夜。
ジャックが目を覚ますと、隣で寝ているはずのジョイの姿がない。
ジャックはママ?と予備ながら部屋を出ると、手洗い場の方から水の流れる音が。
ドアの外から呼びかけるが返事が無い。
扉を開けるとそこには倒れ、嘔吐しているジョイの姿が。

ジャックはママ!と泣き叫び悲鳴をあげる。

と、すぐにナンシーとレオが駆けつける。
ジョイは白目をむいており、すぐに911に電話。

ジョイはそのまま病院へ運ばれ入院をすることに。
悲痛な面持ちでジョイを見送るジャック。

その日からジャックは母親の居ない生活を送る。
しかしその手にはずっと母親の歯を握りしめていた。

それから電話で会話できるまで回復したジョイ。
さらにナンシーやレオの協力もあり、ジャックは徐々に元気を取り戻す。

と、ナンシーとカップケーキを作っている所にレオが。
レオに促されて玄関に行くと、そこにはレオの飼っている犬が。
ジャックは恐る恐る犬に手を伸ばすと、大人しい犬はすぐにジャックと仲良くなる。

それからレオと犬の散歩をするまでに。

そんなある日。
ジャックはナンシーを呼んであるお願いをする。
ハサミが欲しいと言うジャックに理由を聞くと、髪を切ってママに送りたいと言う。
どうして?と聞くナンシーに、ママにはボク以上に強さが必要だから、ママに送りたいと言う。

それを聞いたナンシーは、すぐにやりましょう!と、ダイニングでジャックの髪をバッサリ。

これでママも強くなれる?と聞くジャックに、もちろんと答えるナンシー。

それから数日後。
ジャックが一人、部屋でお絵かきをしていると、窓ガラスを叩く音が。
ジャックが外を見ると、そこには同い年ぐらいの知らない男の子がボールを持って立っている。

その後、ジャックと男の子が庭でボールを使って遊んでいると、家の窓から遊ぶジャックを見つめるジョイの姿が。

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