お前の息子をよこせ!と言うジョンに、聞く耳を貸さず、部下に後を任せて去って行くウィゴ。
部下によってジョンの首が絞められ、ついにジョンの最後かと思われた瞬間、どこからか狙撃されるウィゴの部下。
ジョンの動きをずっと追っていたマーカスの助太刀だった。
なんとか拘束を解いて、すぐにウィゴを追いかけ、一気に逆転。
お前を逃がす代わりに息子の居場所を教えろというジョンに簡単に居場所を教えるウィゴ。
そしてある廃墟に身を隠していたヨセフ。
警備もバッチリだったが、ジョンにとっては不十分だった。
すぐに警備体系は崩れ、逃走用にあった車も破壊され、すぐに追い詰められるヨセフ。
最後まで反省の色を見せないヨセフに銃弾を一発浴びせて去って行くジョン。
そして息子の死の報告を聞いたウィゴは放心。
コンチネンタルに戻ったジョンは、部屋でパーキンスに襲われた管理不手際の代償として管理人から車をプレゼントされる。
そしてマーカスと再会し、マーカスのサポートに感謝するジョン。
これで俺も引退だと言うジョン。
と、それを近くに駐めた車の中から睨みつけるように見るパーキンスが。
その後、マーカスが家路につこうとすると、突然複数の男達に捕らえられてしまう。
そしてジョンの元にウィゴから一通の電話が。
電話の先で行われるマーカスの処刑。
その銃声を聞いてすぐに車を飛ばして向かうジョン。
そして雨降る中、ジョンとウィゴの最終決戦が繰り広げられる。
この作品を観るには
感想とか
この世界では殺し屋のジョンが正義
キアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックは、スーツにオールバックでビシッと決めたスタイリッシュな風貌から、華麗な立ち回りで次々と敵を仕留めていく様は圧巻。
非道で無秩序な行為が繰り広げられる中、伝説の殺し屋として語られるジョンは裏社会での顔が広く、全て誰かが尻ぬぐいをしてくれる恵まれた存在。
誰しもがジョンとの再会を喜び、もはやジョンがやることには誰も文句は言わず、むしろジョンのやりやすいようにサポートしてあげるよと言わんばかりに、誰しもがジョンに手を貸す。
その相手が、たとえ街に蔓延るマフィアだとしても、ジョンのやることにゃさらにその上のトップがお守りを見る。
ジョンの様なアウトローな存在も、裏社会ではもはやヒーローなのです。
武勇伝
この映画を一言で語ると「武勇伝」。
伝説の殺し屋が如何に凄い人物なのかを2時間弱まざまざと見せつけてくる。
出てくる人物は全員口を揃えて、ジョンはヤバい。ジョンは凄い。
もちろんフタを開けてみれば、5年のブランクを全く感じさせない程に強靱なジョン。
ちょっとやり過ぎなぐらい、あまりに強すぎるので、人によっては冷めてしまうかもしれませんが、それがジョン・ウィックなんです。
トリッキーなピンチの抜け方なんてしません。
真っ向勝負で拳と拳銃で迎え撃ちます。
なぜなら彼はジョン・ウィックだから。
まさにジョン・ウィックのかっこよさをまじまじと感じる作品でした。
とても見やすい映画
自分の幸せを奪われた男の復讐劇。
言うなれば、ただそれだけの映画なんですが、それだけなのにも関わらず、テンポ良くスピーディーな内容に、飽きを感じませんでした。
やることは非道で残虐でも、一部を除いて映像上はそこまでグロテスクでも無かったので、淡々と見れました。
特にセリフも要所のみで語られ、戦闘シーンは動きのみで流れるので、字幕でも非常に見やすかったです。
内容も要点のみに搾られているので、分かりやすく、謎のまま始まり、徐々に秘密が明かされていく手順も、スッと入り込んでくるので、スムーズに理解出来ました。
続編は
既に今秋から撮影に入ると告知されている通り、製作は決定しています。
監督は続投。キアヌ・リーブスもジョン・ウィック役で続投することも発表されています。