映画『心が叫びたがってるんだ』感想(ネタバレ&あらすじあり)
心が叫びたがってるんだ とは
あることをキッカケに言葉が喋れなくなってしまった成瀬順は、坂上拓実というクラスメートに触発され、音楽を通して今まで溜めてきた自分の気持ちを形にしようと奮闘する。
この作品を観るには
あらすじ(ネタバレ)
小学生だった成瀬順は、毎日 頭の中で色々な夢を想像しては、一人浮かれ楽しんでいた。
特に順の住む街の丘の上にあるお城のような建物(ラブホテル)にはとても憧れ、いつか素敵な王子様とお城の舞踏会へ行けることを夢見て。
その日も、そのお城の前で夢に思いを馳せる順。
と、突然そのお城の中から1台の車が。
順は咄嗟に木陰に隠れ、その車を凝視すると、そこには順の父親が。
順はお城から父親が出てきたことに驚き、父親は王子様だったんだ!とテンションMAX。
すぐに家に帰り、父親のお弁当を作っていた母親に、浮かれ気分でそのことをペラペラと報告。
パパが丘のお城から出てきたの!お姫様はママじゃなかったけど。 と。
それを聞いた母親は、 それは誰にも二度と喋ったらダメ と順の口を塞ぐ。
そして、それほど日が経たないうちに父親は家を出て行くことに。
家から出て行く父親に困惑する順は、 ママと喧嘩したなら私が仲直りさせてあげる! といつものように明るく取り繕う。
そんな順を見て父親は、 本当に順はおしゃべりだな。 と。
それに続けて一言。
全部お前のせいじゃないか。
それを聞いた順は言葉を失い、父親はそれ以上なにも言わず、引っ越しのトラックと共に去って行く。
その後、街の外れの山道で一人、王子様助けに来て と泣く順。
と、その順の目の前に一つのタマゴが。
するとタマゴは、 私は王子様だ と喋り出す。
タマゴな王子様なんて居ないと否定する順に、 本当に君はおしゃべりだな と返すタマゴ。
さらにタマゴは 後悔して行きたくなければおしゃべりを封印するんだ。 と順に諭す。
さらに、おしゃべりを封印すれば、本当の王子様に出会え、本当のお城の舞踏会へ行けるが、おしゃべりを封印できなければ、未来は全てグチャグチャのスクランブルエッグのようになってしまう。と言うタマゴ。
でもおしゃべりを止めることなんて出来ない と言う順に、タマゴは 君の口にチャックを付けてあげるよ。 と、順の口を塞ぐ。
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