その伸ばした手を、幼い頃自分に手を差し伸べた母親と照らし合わせながら。
果たしてピーターはその手を掴むことが出来るのか。
ロナンに打ち勝つことが出来るのか。
そして粉々に砕けたグルートの運命は。
エンドロール後はちょっとしたおまけがあります。
この作品を観るには
感想とか
ならず者の寄せ集めチーム
こいつ等がヒーロー?と思うぐらいヒーローらしくない面子が、全く接点の無い中、一つの切っ掛けから起こる出来事で繋がっていく。
そして悲しみや問題を分かち合い、仲間として成長していき、最後には星を救うヒーローとして成る。
バラバラのキャラクターがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとしてのチームとなる為の過程で気持ち良いぐらいにそれぞれのピースがハマっていくのが見ていて楽しく、展開も飽きずに見ることができました。
感動もあればアメリカンな笑いも豊富
随所で観客の笑いを誘うシーンが盛り込まれており、その点でも楽しめます。
その面白さも映画の品質を壊すようなものではなく、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーという作品を表しているかのような、この面白さも含めた世界観がとても魅力的で最後にはその面白さがクセになってしまうかも。
そしてそれの反面、きちんと感動シーンもあり、笑いあり、涙ありとはまさにこの事なんだなーというぐらいに、作品としての見所が盛り沢山でした。
逆にシリアスで真面目なバットマンの様なヒーロー映画を期待して見ると、ガッカリしてしまうかも知れません。
子供にも楽しい
実写のヒーロー映画と言えば、「カッコいい」と言うのが一番の大前提にあると思いますが、この映画には 盗賊 を始め アライグマ も居れば 木のモンスター や 緑色の女暗殺者 、 超マッスルな大男 などバラエティーに飛んだキャラクターが入り乱れて戦い、複雑なストーリーを気にせずとも楽しめる部分も多いので、お子様でも十分楽しめる内容となっています。
懐かしの音楽が添える物語
主人公が持っているウォークマン。
このウォークマンでの音楽がこの映画のBGMとして流れる演出があるのですが、その選曲がなかなか鳥肌ものなチョイスです。
CMで流れているブルー・スウェードのHooked On A Feelingが押し出されていますが、他の選曲もなかなか良曲揃い。
特にラストの母親から送られたカセットテープに入っていたマーヴィン・ゲイ&タミー・テレルのAin’t No Mountain High Enoughなど、その話にピッタリ合うような歌詞が、上手い具合に物語を語っていて感動を増してくれます。
曲の歌詞を理解することで、さらにこの映画の深い部分も理解できるなかなかの演出でした。
IMAX3Dに力を注いだ映像美
監督のジェームズ・ガンはIMAXに惚れ込んでおり、今作ではよりIMAXを意識した映像作りに励んだとか。
上のインタビュー映像ではIMAXの良さや、本作でのIMAXでの見所など語っているので、気になる方はIMAXで見てみて下さい。
ただ一つ、そのIMAXを駆使した大興奮する大規模なシーンが物足りなく感じてしまったのは少し残念。
宇宙規模ならもうちょっと大それたことをやって欲しかった所。
アベンジャーズシリーズとの接点
“マーベル”で”ヒーロー”と来れば、その他のアイアンマンやキャプテン・アメリカ等との接点が気になるところ。
もちろんこの作品も それら、アベンジャーズシリーズとの繋がりがあります。
今作では映画「アベンジャーズ(2012)」のラストに出てきた サノス という悪役と契約した ロナン が敵役として出てきます。
さらに映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014)」にもエンドロール後のおまけ映像で出てきた コレクター というキャラクターも今作で登場するなど、同じ世界観を共有していることが分かります。
さらにインフィニティ・ストーン(ジェム)と呼ばれる
映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011)」と映画「アベンジャーズ(2012)」に出てきた コズミックキューブ 。
そして映画「アベンジャーズ(2012)」でロキが持っていた 杖の先端にある石 。
さらに映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014)」に出てきた エーテル 。
そして今作のオーブ。
など、宇宙の誕生と共に生まれた石が6つあると言うのが今回のこの映画で明かされたわけです。
これまで4つ出てきて残り2つ、それら全ての石をサノスが集めようとしていると。
そして全てを集め、インフィニティ・ガントレットと言う手袋を作ることで宇宙を滅ぼすという物語があります。
次回の映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)」には、このガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは参戦しないようですが、アベンジャーズ3(未定)で合流するという噂があります。
次回作は
既に発表されているマーベルの映画公開予定には2017年に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」のタイトルが予定されているので、順調な予定ならば、あと3年後に続編が公開となります。
内容は恐らく、今作で明かされたピーターの父親絡みの話などそれぞれのキャラクターのエピソードに視点を向けた物語になりそうです。
2015年公開予定の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)」に続き、同年公開予定の「アントマン」「ファンタスティック・フォー(リブート)」と、アベンジャーズ3に向けての新ヒーローの地盤が固まっていき、マーベルヒーロー映画の規模がどんどんと大きくなっていくのが今から楽しみです。
>映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011)」と映画「アベンジャーズ(2012)」に出てきた コズミックキューブ 。
>
>そして映画「アベンジャーズ(2012)」でロキが持っていた 杖の先端にある石 。
>さらに映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014)」に出てきた エーテル 。
これ全部同じモノだったと思うのですが
コメントありがとうございます。お答えします。
キューブもエーテルもロキの杖の先端も全て別の物です。
実際にロキの杖によってキューブの力を閉じ込めるという展開も映画アベンジャーズ(2011)で描写されていたり、それぞれ形が違ったりしています。
本作でも前部で6つの石があるという話があり、これまでの物語と話が繋がるので、まず間違いありません。
ちなみに原作ではインフィニティ・ジェムと呼ばれる6つの宝石を、アベンジャーズの敵となるサノスが集めるという物語があります。
これが実写版ではインフィニティ・ストーンとされ、それぞれキューブやオーブなどと言ったものに置き換えられています。
ただしロキの杖がインフィニティ・ストーンなのかどうかはファンの間でも意見が分かれている様です。