女兵士は身軽な足裁きで簡単にギタイを倒していく。
その様子をケイジが見ていると、その女兵士と目が合う。
が、次の瞬間、背後からの攻撃で女兵士は絶命。
ケイジは戦場を逃げ惑い、チームに合流する。
攻撃に参加しようとするが、安全装置を解除できず、戸惑うケイジの目の前にギタイが。
次々と目の前で倒される兵士達。
そんな中でも なんとか安全装置が解除でき、無我夢中でギタイめがけて銃を乱射。
何とか倒すことができたと一息ついたのもつかの間、すぐに大量のギタイに囲まれてしまう。
ケイジのランチャーは既に弾切れ。
為す術も無いとふと隣を見ると、訓練で見た自爆装置が。
生きているケイジを見つけた、少し変わったギタイがケイジへ猛突進。
自爆装置を身構え、突っ込んできたギタイと共に自爆し、命を落とすケイジ。
ハッと目を覚ますケイジ。
そこは始めて基地に送り込まれた光景そのままだった。
理解できないまま、デジャヴのように前日と同じ様に事が進んでいく。
昨日起きた事と記憶を照らし合わせれば合わせるほど奇妙に同じ情景が。
困惑するままチーム J に連れて行かれるケイジ。
そこで起こることも、昨日起こったことと全て同じ。
そして翌日。
ダウンフォール作戦の為、ケイジは再び戦場へ
そこでは前に見た通り、死んでいく仲間も同じ理由で倒れていく。
そして同じように女兵士と目が合う。
が、ここで背後から攻撃されることを知っていたケイジは女兵士を庇うように助ける。
が、逆にケイジが攻撃を受けてしまい、致命傷を受け絶命。
再びケイジが目を覚ますと、またもや基地へ送り込まれた日だった。
同じ日を繰り返しているが、ただ一つ違うことは、死ぬ前に”起きたことを覚えている”こと。
ケイジはそこで、自分が同じ出来事を繰り返していることを周りに話すが、当然誰も信じない。
それどころか、ケイジは喋れないようにガムテープで口を封じられてしまう。
そして出撃の日。
同じように飛行船で戦場へ向かう。
ケイジは3回目ともあり、慣れたように飛行船から降下し、そこで死んでしまう仲間を助けようとするが、逆にケイジ自身が死んでしまう。
そしてまた基地に着た日に目覚める。
これを繰り返し、次は襲ってくる災難よりも速く行動し、仲間を助け、女兵士と出会う場所まで進む。
女兵士に起こることも知っていたケイジは、敵を見ずともギタイを銃撃し、女兵士を助ける。
そこで今後起こりうることを女兵士に話しながらも、戦場を進むケイジ。
ここは爆発する!と女兵士と遠ざかろうとするケイジだが、女兵士はそこで佇み、ケイジに一言。
「目覚めたら私を探して」
そして爆発に巻き込まれ絶命するケイジ。
再び基地で目覚めたケイジは、そのまま言われたように女兵士の元へ。
女兵士の名前は”リタ”。
突然現れたケイジに困惑するリタだが、ケイジはリタに 明日戦場でキミに私を探せと言われたから来た と伝える。
するとリタはその一言で全てを悟ったかのように、ケイジをある場所へ連れて行く。
着いた先は、軍の兵器を開発している工場のような場所。
カーターという学者と出会い、そこで色々な事実を知る。
・キッカケは形の違うギタイを倒したこと。
・それはアルファ体と呼ばれ、希少な個体であること。
・そしてオメガと呼ばれる、ギタイ全ての頭脳が存在すること。
・アルファ体が殺されるとオメガがその日を巻き戻すこと。
・ケイジがアルファ体を倒したことで、その能力を会得したこと。
・その能力を使うには死ぬこと。
・リタは過去にケイジのように同じ日を繰り返していたこと。
このループを終わらせるためにはオメガを破壊する必要がある。
さらに、能力を得た場合、希にビジョンが見える。
それはオメガの場所を知る為に必要な情報であると。
そして、その能力は大量の輸血により消滅し、リタも過去の戦いの中でオメガにたどり着く前に負傷し、輸血をされて能力を失ってしまった。
全て上官に話そうと言うケイジだが、リタは既に何度も話したが、まともに取り合ってくれなく、精神異常者とされるだけだと。
それから再び同じ日を繰り返し、リタによるケイジの特訓も開始された。
何十、何百と繰り返したある日、リセットされる直前にあるビジョンが見えたケイジ。
オメガへの道のりが見え、ケイジとリタは幾度も作戦を練り、敵の位置や次の行動を入念に頭にたたき込んだ。
が、しかし戦場では少しずつの前進でも結果、そこから先に進めずに絶命してしまう。
途方に暮れ 落ち込むケイジだが、ついにオメガが潜む居場所をドイツにあるダムだと特定。
そして戦場で戦うケイジは最初の頃が嘘のように躍進的な動きで、リタと共に次々とギタイを倒していく。
そしてついに丘の上まで到達。
そこで放置されたミニバンに乗り込み、今までとは違った新たな一歩を踏み出す。
道中、ミニバンに付けられたトレーラーに潜むギタイに襲われる
が、なんとか倒し、ある古民家へ。
人が住んでいる気配は無く、裏庭でヘリも見つける。
ヘリでオメガの場所まで行こうと言うリタに対して、一度作戦を練り直そうとするケイジ。
リタはケイジの様子から、ここに来たのは何度目なのか聞く。
はぐらかすケイジに、リタはヘリを飛ばそうと向かうが、必死に止めるケイジ。
ケイジは離陸しようとしたら、その音に近くのギタイが反応して襲ってくる。そこでキミは死んでしまうと。
何回繰り返しても、どうやっても失敗してしまう。と言うケイジ。
しかしループを早く終わらせたいリタの強行で、ヘリを始動。その音に反応した近くのギタイが襲ってくる。
ケイジは何とかギタイを1体倒すが、ヘリは大破。
ヘリから投げ飛ばされ動けないリタに駆け寄り、リタを戦友とは違う別の感情を抱きながら、背後から襲ってきた大量のギタイに殺されてしまう。
そして基地で目覚めるケイジ。
再び同じように繰り返すが、ここでケイジは今までとは違った行動を取り、リタとは出会わない方向で進めることに。
そして戦場では死にゆく仲間に目もくれず、ひたすらギタイを倒し続け、一人で ついにオメガが潜むダムにたどり着いたケイジ。
そこの深部でアルファ体と相対するが、そこにオメガは無かった。
再び目覚め、リタとカーターにこの事を告げると、ビジョンは罠だったと。
再び正確なビジョンを得るために必要な装置が政府に保管されているというカーター。
しかし装置を使うには生きたアルファ体が必要である。
が、アルファ体の能力を得たケイジはまさに生きたアルファ体。
そしてケイジとリタの二人で政府に乗り込むことに。
潜入も何度の失敗を繰り返し、なんとか将軍の元へ。
将軍にとっては、先ほど送り出したケイジがすぐに戻ってきている状態。
そこでケイジは何度も同じことを繰り返していること、これから将軍に起こることを全て言い当て、ついにその装置を手に入れることに成功。
しかし建物を出るとそこは銃口を向ける武装した兵士。
車を飛ばしリタの運転で何とか逃げ切り、車内で装置を起動。
オメガの場所はパリのルーブル美術館地下であることを見る。
しかし車での逃走も、ついに止められ、衝突の衝撃で気を失ってしまう。
目を覚ました場所は医療設備の整ったベッドの上。
かすれた目を覚ますと、腕に取り付けられた管に伸びる輸血用の袋。
慌てるケイジは、近くに居た看護師にリタの行方を聞くが、答えようとしない。
最悪の事態を察知したケイジは、拘束用のベルトを外そうが、上手くいかず。
するとそこに人影が。
それはリタだった。
リタは再びリセットしようとケイジを殺そうとするが、ケイジが能力を失ったことを告げ、このまま作戦を遂行することに。
しかし作戦には、ある程度の隊員が居ると。
心当たりがあると言うケイジは、チーム J の何人かを引き抜き、ついにオメガを目指して飛行船を発進。
しかし目的地手前でギタイの集団に襲撃を食らう。
逃げるように飛び出す隊員だが、ケイジのみが脱出できない状態に。
そのまま飛行船と共に湖に墜落するケイジ。
水の中でなんとか戦闘アーマーを脱ぎ捨て、陸へ。
そこでリタと出会い、チームと合流するが、既に何人かの兵士は帰らぬ人に。
なんとかギタイの中を素早くすり抜ける必要があるとして、墜落した飛行船を再起動させ、プロペラの動力のみで滑ってオメガの真上まで行くことに。
何人かの犠牲を出すも、なんとかルーブル美術館に到着。
ギタイに追われながらも、滑り落ちるように地下へ。
そこでギタイのアルファ体を発見。
ケイジが、アルファ体を引きつけるから、オメガを爆破しろと言うが、その役目はあなた と、爆弾を手渡すリタ。
「あなたの事をもっと知りたかった」と言い、囮になるため走り出すリタ。
そして数秒後にオメガに向かって走り出すケイジ。
アルファ体はリタを捕らえ、背後に居たケイジにも気付く。
ケイジは水の中にあるオメガにむかって潜水。
潜るケイジを追いかけるアルファ体。
そして安全ピンが引き抜かれた爆弾は引き寄せられるようにオメガへと沈んでいく。
勝ち誇ったかのようにアルファ体を見ながら安全ピンを手放すケイジ。
そしてアルファ体と共に爆風に飲み込まれる。
作者が原作の続編を執筆中であると、インタビューで行っていました
インタビュー記事を検索してみると仰るとおり、執筆中との記事を発見することが出来ましたので、記事の一部を修正させて頂きました。
貴重なご意見ありがとうございます。