オール・ユー・ニード・イズ・キル とは

(原題:Edge of Tommorow)
日本公開日:2014年6月14日
世界は謎の侵略生物”ギタイ”に襲われ、人の住処はどんどんと狭まる一方、人はギタイへの復讐の準備を進める。
兵士として戦場に降り立った”ケイジ”はそこで変わった死を遂げるが、目覚めるとそこは1日前の覚えのある場所だった。
戦場に出ては死に、目覚めると1日前の同じ場所。そんな繰り返しの中で、同じ境遇の女性と出会い、永遠に続く繰り返しを終わらせるために奮闘するSFアクション映画。
オススメポイント
一人で見る:
友達と見る:
デートで見る:
家族と見る:
お子様と見る:
アクションシーンはかっこいい。テーマもシンプルで分かりやすく、すぐに理解できると思う。死ぬ描写は多々あるが、大体の残虐なシーンは控えめに演出されていました。
2004年に発売された桜坂洋のライトノベル「All You Need Is Kill」をハリウッド実写化。 主演にトム・クルーズと、ヒロインにエミリー・ブラント。さらにビル・パクストン、ブレンダン・グリーソン等が出演する非常に豪華な顔ぶれ。
予告編
これより下記にはネタバレが含まれます
※これ以降は筆者の感想と共に作品の内容に深く関係する記述が多く含まれます。またこれは筆者の私見であり、矛盾や間違い等がある場合があります。それら全て含め、予めご了承頂いた上でご覧下さい。
あらすじ(ネタバレ)
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世界は謎の侵略生物”ギタイ”に襲われ、人の住処はどんどんと狭まる一方、人はあらゆる戦闘軍用兵器を開発、駆使し、ギタイへの復讐の準備を進めていた。
そんな軍の少佐である”ケイジ”はロンドンにあるギタイに対するために設立された連合防衛軍の将軍の元に呼ばれた。
現地に着いたケイジは将軍の部屋で翌日に行われる「ダウンフォール」と呼ばれる作戦について話し合っていた。
しかしケイジが呼ばれた理由は別に有り、明日の作戦にケイジを送り込むことだった。
今まで戦闘とは無縁な職をこなしてきたケイジは急な戦線への投降に困惑し、拒否するが、将軍の命令により拘束。
暴れ逃れようとするが、スタンガンにより気を失わされ、逮捕され前線で戦う軍隊へ送られることに。
ケイジが目を覚ますと、そこは兵隊の訓練基地。

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ケイジは再度将軍との話を熱望するが、隊に伝えられたケイジの情報は 命令に背き、軍の機密情報を漏らそうとし、脱走を試みた という反逆者のようなものであり、少佐という階級も二等兵へと落とされていた。
そんなケイジの話を誰もまともに聞くこともなく、雑に扱われ、ケイジはそこの隊のチーム J へ加入させられる。
チーム J へのケイジの説明で、少佐であるという妄想をしていると変わり者の面をつけられ、チーム内でもケイジに対する不信感は募り、すぐに訓練を受けることに。
そして翌日。
ついにダウンフォールの作戦が決行される日。
ケイジは訳も分からず、流れに身を任せるがままにチーム J として戦場へ行く準備を。
着たことも無い戦闘アーマーを装着し、あれよあれよと戦場へ向かう飛行船に。

出撃した飛行船は間もなく目的地へ着く寸前に機体が攻撃を受け制御不能に。飛行船に乗った兵士達は逃げるように脱出し、そのまま戦場へ。
ケイジも何とか戦場へ降りるが、そこは悲惨な場所で、さっきまでケイジを罵っていたチームの者達が次々と簡単に死んでいく、想像を絶する場所だった。
そこで恐らく始めて直視するギタイを目にし、ただ荒れていく戦場を見ることしか出来ないケイジ。
すると目の前に、ガタイの良い男達とは相反した女の兵士が。
女兵士は身軽な足裁きで簡単にギタイを倒していく。
その様子をケイジが見ていると、その女兵士と目が合う。

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が、次の瞬間、背後からの攻撃で女兵士は絶命。
ケイジは戦場を逃げ惑い、チームに合流する。
攻撃に参加しようとするが、安全装置を解除できず、戸惑うケイジの目の前にギタイが。
次々と目の前で倒される兵士達。
そんな中でも なんとか安全装置が解除でき、無我夢中でギタイめがけて銃を乱射。
何とか倒すことができたと一息ついたのもつかの間、すぐに大量のギタイに囲まれてしまう。
ケイジのランチャーは既に弾切れ。
為す術も無いとふと隣を見ると、訓練で見た自爆装置が。
生きているケイジを見つけた、少し変わったギタイがケイジへ猛突進。
自爆装置を身構え、突っ込んできたギタイと共に自爆し、命を落とすケイジ。
ハッと目を覚ますケイジ。
そこは始めて基地に送り込まれた光景そのままだった。
理解できないまま、デジャヴのように前日と同じ様に事が進んでいく。
昨日起きた事と記憶を照らし合わせれば合わせるほど奇妙に同じ情景が。
困惑するままチーム J に連れて行かれるケイジ。
そこで起こることも、昨日起こったことと全て同じ。
そして翌日。
ダウンフォール作戦の為、ケイジは再び戦場へ
そこでは前に見た通り、死んでいく仲間も同じ理由で倒れていく。
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そして同じように女兵士と目が合う。
が、ここで背後から攻撃されることを知っていたケイジは女兵士を庇うように助ける。
が、逆にケイジが攻撃を受けてしまい、致命傷を受け絶命。
再びケイジが目を覚ますと、またもや基地へ送り込まれた日だった。
同じ日を繰り返しているが、ただ一つ違うことは、死ぬ前に”起きたことを覚えている”こと。
ケイジはそこで、自分が同じ出来事を繰り返していることを周りに話すが、当然誰も信じない。
それどころか、ケイジは喋れないようにガムテープで口を封じられてしまう。
そして出撃の日。
同じように飛行船で戦場へ向かう。
ケイジは3回目ともあり、慣れたように飛行船から降下し、そこで死んでしまう仲間を助けようとするが、逆にケイジ自身が死んでしまう。
そしてまた基地に着た日に目覚める。
これを繰り返し、次は襲ってくる災難よりも速く行動し、仲間を助け、女兵士と出会う場所まで進む。
女兵士に起こることも知っていたケイジは、敵を見ずともギタイを銃撃し、女兵士を助ける。
そこで今後起こりうることを女兵士に話しながらも、戦場を進むケイジ。
ここは爆発する!と女兵士と遠ざかろうとするケイジだが、女兵士はそこで佇み、ケイジに一言。
「目覚めたら私を探して」

そして爆発に巻き込まれ絶命するケイジ。
再び基地で目覚めたケイジは、そのまま言われたように女兵士の元へ。
女兵士の名前は”リタ”。
突然現れたケイジに困惑するリタだが、ケイジはリタに 明日戦場でキミに私を探せと言われたから来た と伝える。
するとリタはその一言で全てを悟ったかのように、ケイジをある場所へ連れて行く。
着いた先は、軍の兵器を開発している工場のような場所。
カーターという学者と出会い、そこで色々な事実を知る。
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・キッカケは形の違うギタイを倒したこと。
・それはアルファ体と呼ばれ、希少な個体であること。
・そしてオメガと呼ばれる、ギタイ全ての頭脳が存在すること。
・アルファ体が殺されるとオメガがその日を巻き戻すこと。
・ケイジがアルファ体を倒したことで、その能力を会得したこと。
・その能力を使うには死ぬこと。
・リタは過去にケイジのように同じ日を繰り返していたこと。
このループを終わらせるためにはオメガを破壊する必要がある。
さらに、能力を得た場合、希にビジョンが見える。
それはオメガの場所を知る為に必要な情報であると。
そして、その能力は大量の輸血により消滅し、リタも過去の戦いの中でオメガにたどり着く前に負傷し、輸血をされて能力を失ってしまった。
全て上官に話そうと言うケイジだが、リタは既に何度も話したが、まともに取り合ってくれなく、精神異常者とされるだけだと。
それから再び同じ日を繰り返し、リタによるケイジの特訓も開始された。

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何十、何百と繰り返したある日、リセットされる直前にあるビジョンが見えたケイジ。
オメガへの道のりが見え、ケイジとリタは幾度も作戦を練り、敵の位置や次の行動を入念に頭にたたき込んだ。
が、しかし戦場では少しずつの前進でも結果、そこから先に進めずに絶命してしまう。
途方に暮れ 落ち込むケイジだが、ついにオメガが潜む居場所をドイツにあるダムだと特定。
そして戦場で戦うケイジは最初の頃が嘘のように躍進的な動きで、リタと共に次々とギタイを倒していく。
そしてついに丘の上まで到達。
そこで放置されたミニバンに乗り込み、今までとは違った新たな一歩を踏み出す。
道中、ミニバンに付けられたトレーラーに潜むギタイに襲われる
が、なんとか倒し、ある古民家へ。
人が住んでいる気配は無く、裏庭でヘリも見つける。
ヘリでオメガの場所まで行こうと言うリタに対して、一度作戦を練り直そうとするケイジ。
リタはケイジの様子から、ここに来たのは何度目なのか聞く。
はぐらかすケイジに、リタはヘリを飛ばそうと向かうが、必死に止めるケイジ。
ケイジは離陸しようとしたら、その音に近くのギタイが反応して襲ってくる。そこでキミは死んでしまうと。
何回繰り返しても、どうやっても失敗してしまう。と言うケイジ。
しかしループを早く終わらせたいリタの強行で、ヘリを始動。その音に反応した近くのギタイが襲ってくる。
ケイジは何とかギタイを1体倒すが、ヘリは大破。
ヘリから投げ飛ばされ動けないリタに駆け寄り、リタを戦友とは違う別の感情を抱きながら、背後から襲ってきた大量のギタイに殺されてしまう。
そして基地で目覚めるケイジ。
再び同じように繰り返すが、ここでケイジは今までとは違った行動を取り、リタとは出会わない方向で進めることに。
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そして戦場では死にゆく仲間に目もくれず、ひたすらギタイを倒し続け、一人で ついにオメガが潜むダムにたどり着いたケイジ。
そこの深部でアルファ体と相対するが、そこにオメガは無かった。
再び目覚め、リタとカーターにこの事を告げると、ビジョンは罠だったと。
再び正確なビジョンを得るために必要な装置が政府に保管されているというカーター。
しかし装置を使うには生きたアルファ体が必要である。
が、アルファ体の能力を得たケイジはまさに生きたアルファ体。
そしてケイジとリタの二人で政府に乗り込むことに。
潜入も何度の失敗を繰り返し、なんとか将軍の元へ。
将軍にとっては、先ほど送り出したケイジがすぐに戻ってきている状態。
そこでケイジは何度も同じことを繰り返していること、これから将軍に起こることを全て言い当て、ついにその装置を手に入れることに成功。
しかし建物を出るとそこは銃口を向ける武装した兵士。
車を飛ばしリタの運転で何とか逃げ切り、車内で装置を起動。
オメガの場所はパリのルーブル美術館地下であることを見る。
しかし車での逃走も、ついに止められ、衝突の衝撃で気を失ってしまう。
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目を覚ました場所は医療設備の整ったベッドの上。
かすれた目を覚ますと、腕に取り付けられた管に伸びる輸血用の袋。
慌てるケイジは、近くに居た看護師にリタの行方を聞くが、答えようとしない。
最悪の事態を察知したケイジは、拘束用のベルトを外そうが、上手くいかず。
するとそこに人影が。
それはリタだった。
リタは再びリセットしようとケイジを殺そうとするが、ケイジが能力を失ったことを告げ、このまま作戦を遂行することに。
しかし作戦には、ある程度の隊員が居ると。
心当たりがあると言うケイジは、チーム J の何人かを引き抜き、ついにオメガを目指して飛行船を発進。
しかし目的地手前でギタイの集団に襲撃を食らう。
逃げるように飛び出す隊員だが、ケイジのみが脱出できない状態に。
そのまま飛行船と共に湖に墜落するケイジ。
水の中でなんとか戦闘アーマーを脱ぎ捨て、陸へ。
そこでリタと出会い、チームと合流するが、既に何人かの兵士は帰らぬ人に。
なんとかギタイの中を素早くすり抜ける必要があるとして、墜落した飛行船を再起動させ、プロペラの動力のみで滑ってオメガの真上まで行くことに。
何人かの犠牲を出すも、なんとかルーブル美術館に到着。
ギタイに追われながらも、滑り落ちるように地下へ。
そこでギタイのアルファ体を発見。
ケイジが、アルファ体を引きつけるから、オメガを爆破しろと言うが、その役目はあなた と、爆弾を手渡すリタ。
「あなたの事をもっと知りたかった」と言い、囮になるため走り出すリタ。
そして数秒後にオメガに向かって走り出すケイジ。
アルファ体はリタを捕らえ、背後に居たケイジにも気付く。
ケイジは水の中にあるオメガにむかって潜水。
潜るケイジを追いかけるアルファ体。
そして安全ピンが引き抜かれた爆弾は引き寄せられるようにオメガへと沈んでいく。
勝ち誇ったかのようにアルファ体を見ながら安全ピンを手放すケイジ。
そしてアルファ体と共に爆風に飲み込まれる。
暗闇の中で身体にまとわりつく複数の光。
そして目覚めるケイジ。
そこは何百回も目覚めた基地よりも前に、将軍に呼び出された時に乗っていたヘリだった。
また繰り返す日々が始まったのかと悟ったケイジだが、そこで見たことも無いニュースが舞い込んできた。
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すぐにケイジが向かった先はリタと何百回と出会ったいつもの場所。
果たしてそこに居た者とは。
そしてギタイとの決着は着いたのか。
エンドロール後はなにもありませんでした。
この作品を観るには
感想とか
ただのループでは無い
この作品のキーポイントは、繰り返す日の一つ一つに意味があること。
ループすることで記憶は失われず、その経験や感情が蓄積されていくという点。
ここだけ取れば他に似たような作品は多々ありますが、この作品では主人公と同じようにループしていた人物が別におり、共感を得られるという第二の主役が存在していることが大きな特徴です。
これのおかげで、この作品の展開がよりスピーディーになっています。

繰り返す同じ日々に、少しずつ変化を加えてゴールへと向かっていく。
昨日とは違う行動をしたから、別の未来が開けた。
その経験を経て、最善の未来へのルートを探っていく。
行動一つでどの様に日々が変化していくのかを見ていくのがこの映画の見所でもあります。
原作との相違点
まず日本での公開で目を引き、キャッチコピーともなっている「日本原作」。
文字通り、日本人の小説家”桜坂洋”による「All You Need Is Kill」が基となって製作された本作
原作小説
ですが、これはあくまでも、いわゆる「作品を再現した」原作と言うより「そのテーマだけを採用した」”原案”と考えた方が良いです。
主人公やヒロインの名前などは原作に沿っているが、原作の世界観に脚本家の物語が付けられた全く別のものとなっています。
原作の主人公は日本人で、しかも若者である一方で、本作ではアメリカ人で中堅のトム・クルーズ。
しかもそのトム・クルーズに付けられた役名が”けいじ”と言うアメリカ人らしからぬ点。
そんな役名にも原作の”キリヤ・ケイジ”ではなく、”ウィリアム・ケイジ”としているところは、多少無理矢理感も。
さらに加えるとリタの特徴である武器がバトルアクスではなく、だたの巨大な剣だったりと

他にも映画オリジナルの要素が沢山有り、原作を読んだ方は少し「あれ?」と思う点も多い。
故に、原作にある「ジャパンのレストランでは食後のグリーンティーは無料だと本に書いてあったのだが…本当なのか?」と言う台詞も本作には存在しません。
戦場に慣れないケイジを落ち着かせるためのこのリタの台詞は、後に同じ台詞をケイジが口にして、戦場でのケイジの成長を思わせる、特徴的な掛け合いですが別の言い回しでも採用されなかったのは少し残念でした。
しかし、それでもハリウッド実写化としてはかなり原作の要素を拾ってくれている優秀な部類だと思います。
敵の”ギタイ”であったり、役名の”ケイジ”等数々の設定をそのまま引き継いだのも逆に原作をリスペクトしているとも考えられます。
実際に本作のプロデューサーであるアーウィン・ストフは原作者の桜坂洋に向けて
「あなたの小説を決して汚すことはしません。核になるアイデアを大事にしたいといつも思っていました」
と延べ、桜坂洋も
「僕の想像を超えた作品になっている」
と述べており、原作者も公認の仕上がりになっているみたいです。
作品としての完成度
しかしそれでも、本作を見終えた後にはそれなりの満足感を得られました。
原作とは大きく逸れた進み方ですが、かなりの完成度を感じ、その世界観をよくかみ砕いて、そこにトム・クルーズを適当に配置し、その中で上手く戦闘を行った。
ハリウッド化や実写化と言うと高確率で嫌な予感がしますが、本作は非常に上手く原作を利用して物語を構成しているなぁと関心しました。
なので、原作はあーなのに!こーなのに!と言う嫌悪感があまり感じられなく、一つの作品として素直に取り入れることが出来たのは、過言ではありません。
原作の設定を素直に多く取り入れ過ぎず、トム・クルーズと言う全く違った主人公を置いたのが当たったのかも知れません。
ただ、原作にあった、ギタイ自身もループの記憶を持ち、成長しているという設定は、それっぽいシーンもあったけれど、説明として欲しかったかな。
リアリティへのこだわり
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上記の動画で7:36辺りからメイキング映像がご覧になれますが、CGを極力使わない姿勢がトム・クルーズ自身など役者にまでうかがえます。
冒頭と終盤に出てくるロンドンのトラファルガー広場は、まず撮影許可は下りないと言われる観光地としても有名ですが、本作では合成を使わず、実際にトラファルガー広場に軍用ヘリを着地させるなど、特例な撮影も行っており、かなりの本気度を感じました。
そして本作の見所としてはアクションシーンも欠かせません。
本作では出来るだけCGを使わずに製作するために、作品内で出てくる戦闘アーマーを実際に製作。それを装着してシーンを撮影しています。

アーマー自体は36kgの重さに、装備を付けると55kgにもなり、かなりの重さとなります。
その中でのアクションとなるので、CGで加えられたような、どこか軽みのあるものではなく、ズシン!ズシン!と重量感も表現されていました。

しかしそれの代償で、華麗な立ち回りが多少欠けてしまったのも事実。
一応俊敏な動きのシーンもあるのですが、明らかにワイヤーを使っている動きに、それまでのリアリティさが無視されてしまったようで、少し残念でした。
ある意味新鮮なトム・クルーズ
トム・クルーズ演じるケイジは、最初から最後まで臆病で人間味ある性格。

そんな終始臆病な役をトム・クルーズがどのように演じるのかが見る前から少し楽しみではありました。
戦闘を繰り返すことで兵士としては成長をするが、心が追いつかないという非常に難しい心境を、トム・クルーズらしさで表現していました。
次回作は
原作は既に完結しており、映画内でも見事にループを脱出しているので綺麗に終幕しており、これ以上の映画の続編は、原作を汚すリスクが高すぎるので、制作側としても本望ではないでしょう。
10年の時を経て原作に続編が作られれば話は別でしょうが、これ以上の続編は無いと思って まず間違いはありません。
コメント欄にて原作作者が続編を執筆中とインタビューに答えていたとの情報を頂きました。
続報がありましたら、またここに追記させて頂きます。
これから原作を読む方
原作は小説本1冊で完結するので、非常にサラッと読めます。
原作小説
活字ばかりが嫌いな人は、漫画デスノートや漫画バクマン。などでもお馴染みのイラストレーター小畑健の絵により漫画化もされており、非常に読みやすく構成されているのでオススメです。
コミカライズ
コミカライズ
コメント
作者が原作の続編を執筆中であると、インタビューで行っていました
インタビュー記事を検索してみると仰るとおり、執筆中との記事を発見することが出来ましたので、記事の一部を修正させて頂きました。
貴重なご意見ありがとうございます。