装置で入れ替わっていたと思っていたが、マークの中はまだダミアンのままだった。
実はマークが拘束される際に、落ちていた拳銃の薬莢を口の中に忍ばせていた。
ダミアンはプログラムを受けたときに、金属が装置内にあると正しく動作しないということを覚えていたのを上手く使っていた。
その頃、入れ替えに使った部屋で、装置内に活況が落ちているのを見つけたオルブライト。
すると、さっきとは逆に、マジックミラーの向こう側からオルブライトに話しかけるダミアン。
私を殺したら薬は手に入らないというオルブライト。
と、マジックミラーに向けて火炎放射器でマジックミラーを焼き開け、オルブライトを焼き殺すダミアン。
そして倉庫から逃げ出し、マデリーンとアンナに「この先にボートが留めてあるからそれに乗って逃げろ」と、そこで別れることに。
マデリーンは受け入れたが、アンナはパパと別れたくない!とママ、パパに誕生日を聞いてみて?覚えてるから!と言うが、そこで別れる。
その後、ダミアンは一人娘のクレアの元をマークの姿で訪れ、それまですれ違っていた娘との隙間を、ダミアンからの手紙という形で埋めるダミアン。
そしてダミアンが最後に選んだ自らの結末とは。
この作品を観るには
感想とか
偉大な知識を守るための記憶移植
偉大な人物、エジソン、アインシュタイン、スティーブ・ジョブズ等、身体が滅んでしまうのと一緒に、その貴重な知識までも失うのは人類の大きな損失だと考える一人の学者の思想が作り上げた、記憶の移植という答え。
物語が進むにつれて入れ替わった身体の記憶が蘇ってきて、その身体の持ち主のルーツにたどり着き、待ち受ける壁に立ち向かっていく、いわゆる記憶移植映画の王道ストーリーです。
The王道
王道ストーリーであることから、結末は予想できるもので、もうちょっと捻りが欲しかったのが素直な感想。
シナリオも少し雑な所が見え、妻であるマデリーンが発狂して反発しているのに、早く行かないと!と言われたら黙って素直に同行するのは不自然だった。それも何度も。
他にもパスポートも無いのに飛行機に乗れちゃう所は説明不足。
医療研究所に火炎放射器があった部分はちょっと飛び抜けてた。
感動シーンもおざなりになっていて、結末の持って行き方も残り時間に無理矢理詰め込んだ様で、もう少し丁寧に描いてくれれば泣けたかも知れないと、惜しい箇所が沢山ありました。
ともあれ、ライアン・レイノルズ強い!かっこいい!って映画なのは間違いないです。