コナンはその一報をもらい、あるグループがベルツリーを貸し切りにしていることを聞き、それが園子達であると気付く。
コナンは新一の声で蘭に危険を知らせるが、一歩及ばず、歩美を人質に取られてしまう。
そのタイミングでそこにジョディ捜査官とキャメル捜査官が到着。
二人の連係プレーで犯人を取り押さえられるかもしれないと、その瞬間 犯人の仕掛けた仕掛けで突然停電に。
視界を失ったFBI捜査官と蘭達。
用意していた暗視ゴーグルで逃げようとする犯人。
コナンは依然ベルツリーから離れたビルの上から犯人追跡メガネで、ただ見ることしか出来ない。
沖矢昴も犯人の姿が目視できず、狙撃できない。
するとコナンが二つの作戦を思いつく。
その一つである博士がグレードアップさせた探偵バッジに望みを託すことに。
それは人質になっている歩美の探偵バッジと通信し、モスキート音でタワーに居る灰原、元太、光彦の三人で犯人の位置を探り、暗視ゴーグルのしてる犯人にスマホのフラッシュで光を浴びせて目を眩ませ、同時に犯人の位置を沖矢昴に分からせようとするものだった。
そしてその作戦は見事に成功。
が、しかしそこで犯人を目視できた蘭が犯人を倒そうと近づいてしまい、逆に返り討ちに、蘭を盾にされてしまう。
これでは沖矢昴も狙撃できない。
急展開で最後の望みに賭けることにしたコナン。
その無謀とも思える賭は成功するのか。
そして最後の最後で明かされる沖矢昴の秘密とは。
エンディング後はいつも通りおまけがあります。
次作
この作品を観るには
感想とか
世良真純&沖矢昴&赤井秀一、劇場版初登場!
今作では原作漫画やテレビアニメシリーズでは既に2年ほど前から登場している、世良真純と沖矢昴、赤井秀一が劇場版で始めて登場します。
基本的にコナンを劇場版しか見ていない方は(居ないと思いますが)この三人について最初は少し置いてきぼりになるかも知れません。
毎回オープニングでしっかりとコナンが如何にして小さくなったのかは紹介されますが、世良や沖矢が誰なのかは全くこれっぽっちも触れられません。(二人の紹介はあったとコメント欄にてご指摘頂きましたので訂正させて頂きます)
また、原作で世良がかくまっている「領域外の妹」も姿こそは出てきませんが、その妹が寝て居るであろうベッドの描写がありました。
さらに最後の最後で沖矢の ある秘密 について触れられちゃうんですが、これが結構鳥肌ものでした。
原作ではまだ出ていないネタだと言うことなので、原作ファンも驚きだと思います。
最後の最後で「おおおお!」と思わせるこの演出、大好きです!
ベルツリータワー
今回のメイン舞台である、東京スカイツリーをオマージュしたベルツリータワー。
全長635メートルと、スカイツリーよりも1メートル高いと言う設定が鈴木財閥らしいです。
そうまさにベルツリーは読んで字のごとく、鈴木の “鈴木=ベルツリー” から来ており、またもや鈴木財閥が関わっているという、何とも異常なまでの財閥パワー。(”鈴=ベル”になっているとコメント欄にてご指摘頂きましたので訂正させて頂きます)
また、この”ベルツリー”は劇場版14作目「名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」で出てきた世界最大級の飛行船「ベル・ツリーI世号」と名前が被っていますが、その辺のエピソードは作中では捉えることが出来ませんでした。
みんなで事件を推理!がしかし
前作「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」の脚本は「相棒」シリーズを多く手がけている 櫻井武晴 が担当しており、子供向け?と思わせるような難解すぎる事件を堅実に推理していました。
そして今作ではコナンシリーズではお馴染みの 古内一成 が復帰。
流石コナンシリーズを手がけてるだけあって、キャラクターの生かし方や、また作品の真に触れる色々なエピソードが沢山盛り込まれていて、コナンファンもヨダレものだと思います。
例年の劇場版で見られるアクションばかりな内容とは違い、事件の問題をきちんと一つずつ解いていくという、まさに”推理”というものが見て取れて嬉しかったです。
ただしやはりそこは劇場版コナン。スケボー滑走もあれば、
最後の最後に見事にやらかしちゃってくれてます。
ただスカッとする最後なので、これはこれで良しです。
特に今作はコナン一人で事件に取り組むのでは無く、世良をパートナーとし、さらにFBIや警察と言ったみんなの協力で事件を解決するというエピソードが良かった。
コナンを影から助ける沖矢も含めて、コナン 一人で 頑張ってる感が無いのが逆に良かったです。
しかし、その推理の内容ですが、最後のサイコロの意味や事件現場とビルの関係とか、あれは誰も分からない!
恐らくコナンを熟知している凄腕のコナンファンでも盲点を突かれたと思います。
ゲスト声優は結構優秀?
劇場版では毎回起用されるゲスト声優。
今作では若手俳優・ 福士蒼汰さん とお笑い芸人 パトリック・ハーランさん がそれぞれキーキャラクターを演じているのですが、二人が担当したのは外人役で思ったより違和感が無く、良かったです。
さらには元プロ野球選手の 赤星憲広さん も刑事役で登場していましたが、一つ言えることは、声優はサッカー選手より野球選手の方が上手い。です。
さらにこれも毎回あるアフレコ体験の子供達。
毎回の棒読みが恒例となっていますが、今作はいつもより短め?でした。
次回作はひまわり?
毎度のごとく、エンディングあとの おまけ の後に「劇場版第19作制作決定」とバーン!と出るわけですが、そのタイトルバックにひまわりの絵が。
このひまわりが何を意味しているのか、全く見当も付きませんが、次回作は”ひまわり”に関する事件が起こることは確定しています。
次作は2015年4月頃公開!
今回のキーワードは星(射撃場所、勲章のシルバースター)ですので、名前に星の入っている赤星さんが声優をされたのにはキャスティングに思惑があったのだと思います。
序盤からシルバースターや赤星さん(レッドスター刑事)が出てきた段階で、ストーリーに星が関係していると感じさせられましたので♪
次の映画、ひまわりが関係あるのかな? 世良の病室にもあったけど。
匿名様へ
世良の部屋に置かれたひまわりは、恐らく沖矢がお見舞いに来た際に置いていったものだと思うので、次回作で再び沖矢が何かしら関係してくるかも知れません。
病室のひまわりが次回作への伏線だとしたら、「前作の病室のひまわりから事件は動き出していた」なんてオシャレな展開もあるかも知れません。
ただ、次回作映像のひまわりの少し前に隕石のようなものが見えたと言う意見がネットでもチラホラ出ているので、「人工衛星 ひまわり」に関する事件と言う線が濃厚だと思います。
人物関係の謎はわかりましたが、最大の謎が生まれてしまいました。
「軸足がこれじゃあ(ボールが蹴れない)」と言ってるコナン‼︎
着地時は痛くなかったの?
最大の謎ですf^_^;
通りすがり様へ
着地時はスケボーを巧みに使ってショックを吸収してたみたいですが、容易に立ち上がれないほどの怪我をしてたように見えたのにその後は結構平気そうな雰囲気でしたね。
恐らく想像を超えたアドレナリンが出ていたのかも知れません(^_^;A
こんばんは!
世良や昴の紹介は冒頭でちゃんとありましたが・・・
最後のアレは、ぶっちゃけネットとかでよく言われてたので
自分は「ああ・・・」ってなっちゃいましたw
GENTLE様へ
初めまして。当ブログを管理担当させて頂いている者です。
ご指摘頂いた部分については訂正させて頂きました。
コメントありがとうございました。
最後の部分について、確かに噂にはなっていましたが、いざ「そうですよ」と言われると私はやはり驚きました。
飛行船との名前の関係性という話は、もし今回のタワーが次郎吉おじさんの建てたものなら、あえて飛行船とかぶせたとかその辺の見えないストーリーを深読みしすぎたものでした。
一つ忘れてました!
「ベル・ツリー」ですが、「ツリー」は「木」なので
「ベル・ツリー」=「鈴木」ですよ!
飛行船の名前との関係性とか言う話じゃなく
ただの「鈴木一世」と「鈴木塔」です(?)