レイはすぐにFBIのジョンに電話。
銃撃戦を交えたことを話すとジョンは重い口を開け、誰もが知っている凶悪犯のコルテスが逃亡中であることを告げ、なぜそれを先に言わなかった!と激怒。
FBIが向けたSWATは道中でコルテスによって壊滅。
レイはその知らせを受け、コルテスに立ち向かうことを決める。
コルテスはソマートンを通ってメキシコへ逃亡しようとしている。我々の町であるソマートンを通るなら他人事じゃ無い。逃げるなら保安官のバッヂを付けてる意味は無いと。
レイは強制はしないと言ったが副保安官のフィギーと部下のジェイミー、そして親友のジェリーを失った投獄中のフランクも手を貸すと。
ソマートンの町を対コルテス仕様にし、町中の人々に注意を促すが、のどかな町でお年寄りしか居ないソマートンで危機感を持つ者はゼロ。
レイは決死の覚悟でコルテスを迎え撃つことに。
その前にコルテスの手下がレイ達を襲い、ドンチャカ。
銃撃戦後、なんとか食い止めたが、そこにコルテスが。
コルテスは難なくソマートンを通過し、メキシコへ渡るため渓谷へ。
レイも車で追い、トウモロコシ畑へ。
視界の悪い中、カーチェイスの果て、コルテスを追い詰めるレイ。
しかしコルテスも負けじとレイに応戦。
レイとコルテスの1対1の殴り合いが始まる。
果たしてレイはコルテスに勝つことが出来るのか!?
エンドロール後はなにもありませんでした。
この作品を観るには
感想とか
安定のシュワちゃん
流石に65歳となったシュワちゃんにアクション映画はどうなんだろう?という不安もありましたが、その不安を吹き飛ばすほどの安定感。
昔の「最強の男!」から「頼りがいのあるお父さん!」って雰囲気に見事に移り変わってていい味が出てました。
銃撃戦の時に現れたシュワちゃんの無双具合は見ててとても安心してスッキリする素晴らしさがありました。
終盤の殴り合いの部分はもう少し年相応に見合った見せ方をして欲しかった。
逆に言えば年相応に逃げずに格闘アクションに挑戦した心意気も感じられます。
お似合いのショットガン
そしてシュワちゃんと言えばショットガン!と思ってるのは私ぐらいかも知れませんが、本作でも何度か出てきます。
映画俳優で一番ショットガンが似合うと思います!
リアルな演出
演出部分も拳銃による出血が非常にリアルで、下手なドンチャカ映画より着弾による重みが感じられ、なかなかショッキングで良かったです。
カーチェイスやカーアクションも結構凝ってて、見てて楽しかったです。
シビアな部分もあり、少しクスッと笑えるコミカルなシーンもチラホラ。
個人的にはもう少し副保安官のフィギーによる笑いの使い方があったんじゃないかなー?と。
悪役の小物っぷり
残念な部分は悪役側。
シュワちゃんに対する大物っぽさがあまり感じられなかった。
女性を走ってる車から突き落としたり、容赦なく人を撃ったりするけど、小物感が捨てきれなかった。
ボスに体張るようなシーンも無かったから同じぐらいの年齢の貫禄ある俳優を当てたら見方が変わったかなー。と
全体的にA級映画とも言えないスケール感ですが、シュワちゃんというブランドでだいぶクオリティが上がってます。
復帰作としては当たり
銃弾が当たらなさすぎ
FBIが馬鹿過ぎ
敵の手下達がザコ過ぎ
など、色々ツッコミどころは沢山ありましたが、二つの地で同時に起こった別々の事件が次第に繋がっていくというコンセプトは個人的に好きなので面白かったです。
復帰後の主演作としてはなかなか良いスタートを切れたと思いました。