そしてついに剣心と志々雄が戦うことに。
志々雄の無限刃から出る紅蓮の炎に燃える焔霊(ほむらだま)が剣心を襲い、剣心の力も志々雄にはただの余興の様に軽く交わされ、刃が立たない。
そしてそこに左之助、斉藤、蒼紫が続々と合流し、ついには4人の力がぶつかり合う。
そんな中、伊藤の命令で煉獄に向かって砲撃が開始される。
伊藤は剣心、志々雄もろとも全員海の中に葬るつもりだった。
沈みゆく煉獄の中での戦いの結末は!?
エンドロール後はなにもありませんでした。
この作品を観るには
感想とか
相変わらずのスーパーアクション
前作同様、素晴らしい殺陣アクションが繰り広げられています。
見事なまでに計算された連携に、想像できない程の練習と打ち合わせがあったのだろうなと、役者陣の頑張りに脱帽。
特に一番スピーディーに展開されるVS宗次郎の場面では足場や鉄柱を駆使して華麗に立ち回る姿は見ていて気持ちいいと感じるぐらいでした。
前編の感想にも書きましたが、これぞ新時代の時代劇アクションと言っても過言ではないほどの迫力でした。
物語の構成
基本的に原作の内容にオリジナルの展開で進んでいきます。
志々雄との決戦の場が煉獄というのは、本来原作で作者がやりたかったが、理由があってできなかったのを実現した形だとか。
十本刀の瞬殺具合については色々騒がれていますが、確かにあれほどまでに噛ませ犬な展開も珍しいと思いました。
さらにキャラクターの過去の話も原作には色々あったものが端折られて、せっかくの個性の理由も語られず。
ただし、これも全て原作を知っているから気になるだけであり、原作を知らなければそれ程気にならない内容なのかも知れません。
特にエピソード不足は実写化における2時間の制約があるので仕方無いと言えば仕方ありません。
三部作が良かったという声も聞きますが、これだけの内容を二部作に入れたが故のこのボリュームなので、きっと三部作になっていたら中だるみの多い退屈な映画になっていたのかも知れません。
必殺技は
前作同様、殺陣の連携を重視しているのか、戦いの合間に必殺技をバンバン出すような演出は見られませんでした。
本作で出てくる技は、私個人が見た所、牙突、天翔龍閃。そして必殺技ではありませんが焔霊の3つ。
個人的には二重の極みも期待していましたが、ここ一番の場面で天翔龍閃が見られただけでも鳥肌物で嬉しかったです。
ここだけの話、またも牙突の飛び方でちょっと笑ってしまったのは私だけではないはず。
次回作は
今のところ、次回作の予定は公表されておりません。
前後編の「京都編」が終わり、原作で残ったネタは「追憶編」となります。
“人斬り”という伝説に終止符を打った後に、この人気の勢いに乗って!と言う展開も無くは無いですが、「追憶編」はドラマ性の高い物語なので、これまでよりテイストがだいぶ変わってきます。
十字傷の一つは今作で明かされていますが、もう一つについては触れられていませんでした。
個人的にはあまりやって欲しくありませんが、あるようならまた見に行くと思います。