ホルスは目を諦めてベックの方へジャンプ。
ベックの手を掴むが、迫ってきたセトによって二人とも落とされてしまう。
落ちる中、何故か神の力を取り戻したホルスはベックを抱えて不時着。
そしてホルスは、自らの成すべき事は民衆を守ることだったんだと気付き、再びセトと対決に向かう。
ベックもそれを見送るが、ベックの腹はセトに投げ飛ばされた時に負った傷でズタボロに。
そしてホルスとベックの壮大な決闘の結末はホルスの勝利で幕を閉じる。
喜びに暮れる民衆。
落とした目を差し出す少女に感謝し、ベックの元へ行くが。
果たしてベックの運命は。
ホルスが作り上げた新しいエジプトの姿とは。
そしてホルスは新たな旅へ。
この作品を観るには
感想とか
エジプト版 戦隊ヒーロー
この作品に出てくる王家の者達はもれなく変身します。
変身ポーズこそありませんが、その見た目はもはや戦隊ヒーロー。
変身すると強くなり、負傷すると元の姿に戻るなど。
変身する前のアクションはマッチョ同士の重い戦いですが、
変身してからのアクションはスピーディで見応えはそこそこありました。
テンポは早く、ボリュームは大
エジプト神話の要素はもはやキャラクターの名前だけで、その他は完全なハチャメチャSF映画。
壮大な冒険モノを期待して見ると肩すかしを食らうぐらいに、テンポが良すぎるほど話と場面が進んでいきます。
そして休む暇も無いぐらいに色々な場所を巡るので、衝撃的な事実を告げられた主人公も悩む暇無く、そんな暇が有るなら次の展開行くぞ!と言わんばかりに、次の話に移っていきます。
ちょっと2時間に色々と詰め込みすぎてしまったように思えます。
吹き替えは字幕で
この作品、いわゆる芸能人PR映画で、とりあえず吹き替えの予告を見て頂ければ分かると思います。
他の声優さんが優秀過ぎて、主人公とヒロインが浮いてしまっているのが非常に残念。
こういうPRが先行した吹き替えの配役と、そもそものアクション映画吹き替えは本業に任せるのが一番だと、心底思います。
特別にジャニーズファンや永野芽郁ファンで無ければ字幕で良いでしょう。
続編は…
本編では、神のホルスが彼女を助けに向かったところで、この後どうなるのか、と続きを作れるような終わり方をしています。
が、いかんせん、本国であるアメリカでの評判があまり宜しくなく、本作はエジプトが舞台であるのに、登場人物が白人ばかりである事や、エジプト神話の歴史を無視しすぎている事から、色々な物議をかもしているようで、その火も未だ消えず。
監督自体もそれらに嫌気を見せているようで、今後の展開はあまり望めそうに有りません。