映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』感想(あらすじ&ネタバレあり)

そして攻撃が一箇所に集中していると気付いたコナン、赤井、安室は動き出す。

そして囮になったキュラソーはついに銃弾の餌食に。

これで終わりかた思ったが、ジンはまだ他のネズミが残ってると、起爆装置は解除されたが、まだ爆薬は残っていると、車軸に残された爆弾を狙えと指示。
そして弾の補充をすることに。

その間に灰原は歩美、元太、光彦が乗っているゴンドラにたどり着く。

一方で、コナンは赤井と合流。
そして少し遅れて安室も合流。

何か策は無いのか!?FBI!と問う安室に、あるにはあるが、暗視スコープが壊れてしまって狙いが定められないという赤井。
赤井が言うには普通に狙えばあの航空機の厚いボディには歯が立たないが、ローター(プロペラ)の結合部を狙えば持っているライフルでも撃ち落とせるという。

どうにかしてあの航空機の体勢を崩して、ローターの周辺を5秒照らすことができればと言う赤井。
照らすことは出来るが、暗闇に浮かぶ黒い航空機では大体の形が分からないと狙えないというコナン。

と、そこに銃弾を補充した航空機から再び発砲を受けるコナン達。
が、その狙いが車軸だと気付き、車軸を爆発させる気だと察し、安室は砲撃を受けるまでに半分の爆弾は回収していたが、まだ半分残ったままだと。

そこで安室が、大体の形が分かれば狙えるんだな?見逃すなよ!と持っていた起爆装置を起動させ、半分だけ回収した爆弾と一緒に航空機に向かって投げる。

と、航空機手前で爆発する爆弾。

conan20_41

その光りで航空機の全貌が露わに。
コナンは見えた!と言い、ボール射出ベルトからボールを出し、キック力増強シューズでボールを蹴り、勢いよく蹴りだされたボールは航空機にぶつかり、そのまま天空へ。

conan20_43

そのボールは花火ボールで、航空機周辺は昼間のように明るく照らされる。

conan20_45

その時を待っていたかのようにライフルを構えた赤井が「落ちろ」と発砲。
その銃弾は見事に航空機のローターに命中。

そして墜落しそうになる航空機だったが、最後のお見舞いで銃弾のみで観覧車の車軸を破壊。

conan20_34

そして観覧車は落ち、そのまま地面を転がる観覧車。

黒の組織の航空機は撤退。

観覧車の転がる先は、来場者が集まるイルカショーのエリア。

切迫する中、コナンは伸縮サスペンダーを使って止めようと、安室、赤井の協力を得て転がる観覧車に乗りながらも何とか伸縮サスペンダーを取り付けるが、それでも止まりそうにない観覧車。

conan20_40

さらにコナンが観覧車の骨組みにベルトを括り付けて、ボールを射出。そのままボールを切り離さずに永遠と大きく膨らませ、それをクッションに止めようとするが、それでも止まらない観覧車。

と、そこに1台のクレーン車が。
そのクレーン車の運転席にはキュラソーが。
キュラソーはクレーン車のクレーン部分を観覧車の骨組みに突き刺す。

果たして観覧車は止まるのか。

そして何故か観覧車が転がる先に居る園子と蘭。
ゴンドラに乗る子供達と灰原。
さらにキュラソーの運命は。

感想とか

黒の組織のNo2が?

この映画の情報が出た当初、黒の組織のナンバー2「ラム」の登場が期待されましたが、今作では声のみの登場でした。

ナンバー2は片方が義眼と言うことで、オッドアイであると、キービジュアルにも大きくオッドアイの目が描かれてしましたが、これはラムのものではありませんでした。

conan20_52

前々作の「異次元の狙撃手(スナイパー)」では原作に先駆けて沖矢昴が赤井秀一であることが明確に明かされましたが、今作でも原作に先駆けた何かしらがあると期待していましたが、結局大きなネタも無く少しガッカリ。

まぁ勝手に期待した私が悪いんですが、その「異次元の狙撃手(スナイパー)」のラストで沖矢昴が赤井秀一の声で「了解」と言った時の鳥肌をもう一度味わいたいたかった。

それ故に、ラムの登場が声のみというのはやはり残念でした。

アムロ vs 赤井シュウ

コナンファンの多くはこの対決を期待してこの作品を見たでしょう。

まず、コナン原作者の青山剛昌がガンダムの大ファンと言うことで、キーキャラクターの赤井秀一赤いシャア

conan20_19

安室透本名が降谷零で、アムロ・レイ。さらにアムロ・レイの声優が古谷徹と言うこともリンクしているように、コナンはガンダムの影響を強く受けている事が分かります。

conan20_20

その二人が劇場版で拳を交えるのですが、この二人の格闘が凄い
近年のコナン映画では人間離れしたアクションが多いのですが、またこの二人も人間離れした動きで異常な格闘を繰り広げます。

conan20_42

また映画冒頭のこの二人が見せるカーチェイスも必見です。

conan20_53

二人の乗る車にも注目して見て下さい。

警視庁と蘭、小五郎の空気感

今作のメインは赤井秀一と安室透。とキュラソー
そしてそれらが所属するFBI公安警察。と黒の組織

FBIと公安が前に出てくるので、自ずと目暮警部や高木刑事などの警視庁組は影になってしまい、後半では目暮警部達は公安を尾行して現場まで行くんですが、結局なにもせずに見ているだけ
まぁこれも公安の前では手も足も出せない警視庁組の宿命という所をリアルに描いているのか。
せめて目暮警部等の機転でコナンが少し動きやすくなるとかあれば・・・。

ただ、まだ警視庁組は良いです。話に関わる行動もあったので。

問題は蘭と小五郎が全くの空気って所。
登場するんです。登場はするんですが、全く必要無いというか。

小五郎は黒の組織の美女にただ一目惚れしたり、子供達の運転手として使われるのみ。

蘭に至っては、コナンの知らない所でしれっと危険な現場にやってきて、しれっと危機的状況に立たされて、新一・・・ってなるけど何か勝手に助かっちゃう

conan20_27

今回の話で蘭と小五郎は出てこなくても全く支障が無いぐらいに必要の無い存在でした。
ホント、レギュラーキャラクターだからとりあえず出しておこう的な扱いです。

もうこれなら前半にチラっと出しておいて後半登場ゼロでも良かったかと。

特に映画ラストで蘭をあの危険な場所に蘭を置かせたなら、せめてコナンに蘭が居る事を気付かせて、伝家の宝刀「ラーン!」を出して欲しかった。

次回作は服部平次の登場に舞台は京都?

いつものエンドロール後の予告では
紅葉が舞い散る中、服部平次の声で「しのぶれど っちゅう訳か」と言っており、劇場版では「絶海の探偵(プライベート・アイ)」の4年ぶりに服部平次が登場すると言う事になります。
(特別版では「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」ぶり)

そして服部平次に紅葉と言えば、舞台は京都

「しのぶれど」は百人一首の和歌
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで」の出だしだと思われます。
語訳すると
秘めていた恋心が、思わず顔や表情に出てしまっていた。人にバレるぐらいに」という意味があります。
これが和葉とのことなのか。はたまた事件に関係することなのか。

そして「漆黒の追跡者(チェイサー)」でも「天空の難破船(ロストシップ)」でも「絶海の探偵(プライベート・アイ)」でも服部は出てきても、コナンとは電話越しで話すしかなかったので、二人がガッツリタッグを組むとなるとだいぶ久しぶりになるかと思います。

いっそのこと、二人を敵同士にして戦わせるのも面白いと思いますが、続報は今年の12月辺りに公開されると思いますので、服部ファンは期待して待ちましょう!

次回作は2017年4月15日or22日公開予定です!

1 2 3