映画『アバウト・タイム ~愛おしい時間について』感想(ネタバレ&あらすじ有り)

それからティムは再び父親の元を訪れる。
蓋達父親と卓球をするティム。
最近ではいつもティムが勝っていたいが、その日は父親の勝利。
喜ぶ父親だが、ティムの神妙な面持ちを見て、それが何を意味するのか感づく。

about_time24

そしてティムは父親に最後に何かやってあげられないかと聞く。
それに父親は「散歩をしよう」と。
慎重に未来を変えないよう、ひっそりとやれば大丈夫だろうと、二人で手を繋ぎタイムトラベル。

about_time31

ティムが子供の頃にタイムトラベルし、海岸を二人で走ったりと、最後の時を楽しく過ごす二人。

about_time32

そして「私の負けだ」と言う父親に「ありがとう パパ」と返すティム。

そしてティムの語り
今はタイムトラベルを使っていない。
今日という日が最高の日であるように。今日が最高の日である事を信じて、この日を生きている。
だからあとはこの人生を楽しむだけ。

エンドロール。

この作品を観るには

感想とか

心に残る感動

映画の感じ方には色々なものがあると思います。
特にこの映画は「凄い泣ける!」と言う物とは違う様に感じました。

ある家族の特別な日常の中で生まれる愛や思い、その中での会話などに、見た後に心に残る感動を感じました。

about_time35

特にどこか心温まった余韻が残る作品でした。

幸せの考え方の変化

この映画で見ていて楽しかったポイントは主人公のティムが考える幸せの形の変化。

about_time27

最初は自分の彼女を作るために色々奮闘し、一つの幸せが実ると、後に次の幸せを求め、その求める幸せの形が刻々と変化していく様子。
後半では妹や親を含めた 自分だけでは無い他の人のための幸せの形を 悩み 考え 追求する姿が見ていて色々考えさせられました。

about_time24

きっとこの映画を見た多くの人は、この日から家族という存在を大切にしようという考えが少しでも生まれたと思います。

タイムトラベルが教えてくれたこと

最後で伝えられる、何気ない日々を過ごしていても、その中のちょっとしたことが実は凄く素晴らしい出来事へのカギなんだよ。というメッセージ。

何気なく過ごしている日々は意外とスルーしている事が多い。

例えば、いつも行ってる喫茶店でも、だた会計の時にお金を渡すだけではなく、その時に店員さんと少し会話をしてみるだけで、そこから小さな幸せが生まれる。

それを初めてで出来る様になれば、特殊な能力も無しに幸せを手に入れることが出来る。
素敵な出来事は常に目の前にある。そこをどう捕らえ 気付くかで人生は劇的な変化を生む。
幸せへの一番の近道はそれに「気付く」ことにある。

メアリーの可愛らしさ

この映画に魅せられるポイントの一つにメアリー役のレイチェル・マクアダムスの可愛らしさがあると思います。

about_time26

もう35歳とは思えない可愛らしさと、魅力に男なら自然と恋をしてしまうかも。

特に、「私の車まで送ってくれない?」と言われ二人で夜道を歩き、実は車は自宅の前にあって、いつの間にかそこまで連れてきちゃうと言う小悪魔的なシーンは少しキュンとしてしまう人も少なからず居ると思います。

about_time36

この作品を観るには

1 2 3