PS4リモートプレイのラグ(遅延)を失くすor少なくする高速化方法

思えばPS3時代のPSPとのリモートプレイといえば、ISDN時代のビデオチャットぐらいのラグ(遅延)で使い物にならない代物でした。

しかし今の時代、PS4とPS Vitaやスマホ、タブレットなどの進化により、ゲームのプレイにリモートプレイという方法が普通に選択肢として上がるほどの動作クオリティが確保されました。

そこで今回は、リモートプレイが より快適になるであろうアドバイスを書き留めておきます。


フレームレートを「高」に設定する

2015年3月のアップデートにより、PS4では2.50、PS Vitaでは3.50のバージョンからリモートプレイが従来より滑らかに動く高フレームレート設定に対応し、それぞれの端末でリモートプレイ時の品質を設定できるようになりました。
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高フレームレートに設定することで、通信の品質が向上するのか、標準設定に比べてラグも大幅に軽減されます。

しかし何の設定も変えていない標準のままでは過去のリモートプレイと大差無い品質なので、設定を変更する必要があります

設定方法

まずは”PS4リンク“を開きます
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次に右下の”“を選択。
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出てきた”設定“を選択します。
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次に”リモートプレイのビデオ品質“を選択し
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フレームレート“の設定を
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“に切り替えます。
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まずは”リモートプレイ”のアプリを起動します。

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右上の”“を選択。
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出てきた”設定“を選択します。
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次に”リモートプレイのビデオ品質“を選択し
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フレームレート“の設定を
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“に切り替えます。
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まずはアプリケーションを起動します。

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表示されたウインドウの左下の”設定“を選択します。
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設定のフレームレートの項目にある標準を”“に切り替えます。
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これだけでリモートプレイの遅延がだいぶ軽減され、ボタンを押せば すぐ反応してくれます。
フレームレートを上げると、PS4の機能であるゲームプレイの自動録画が停止されますが、基本的にその機能を使っていなかったり、なにそれ?と言う人は問題ないでしょう。

ちなみにスマートフォンやタブレットの場合、解像度の設定もできますが、フレームレートの設定を高にしている状態で解像度も高にすると正しくリモートプレイ出来ない場合があるので、注意して下さい。


ここからは家庭内でのリモートプレイの品質アップについてアドバイスします。

接続の違いによる対策

基本的なPS4とのリモートプレイの接続方法は以下の4つがあります。

①.PS4の内蔵Wi-Fiに直接無線接続

PS4に内蔵されているWi-Fiをリモートプレイで活用できるのは、唯一 PS4と直接無線接続ができるPS Vitaのみです。
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PS4の”設定“を選択
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リモートプレイ接続設定“を選択
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PS Vita/PS TVと直接接続する“にチェックを付けると
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PS VitaがPS4内蔵のWi-Fiに直接接続することができるようになります。


この接続方法では距離によっては一度アクセスポイント機器を中継することで、電波の安定性が上がる場合もあります。

②.アクセスポイント器機を中継して接続

PS4と同一ネットワークにあるアクセスポイントを中継して接続する方法はPS Vita,スマホ,タブレット,PCで利用できます。
ps4-remote-play-lag29(Vita、スマホ、タブレット、PC)
この接続方法も、後述するケーブルの選び方や、置き場所などの工夫によってラグ対策に効果があります

③.インターネット経由で接続

外出先からのインターネット経由で接続する方法はPS Vita,スマホ,タブレット,PCで利用できます。
ps4-remote-play-lag30(Vita、スマホ、タブレット、PC)
この接続方法は外出先でのインターネット環境に左右されるので、ここでは省かせてもらいます。

Wi-Fi機器を中継して電波強度を上げる

場所や環境によっては、一度Wi-Fi器機を中継させることで、電波強度を補助することも出来ます。
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が、これでは無線の部分が多すぎるので、速度の低下は避けられません。

現状で、リモートプレイのラグを最小限に止めるには、いかに無線の部分を少なく、短くするかが重要になってきます。

中継をするWi-Fi器機にはLANケーブルで有線接続

いくら無線の技術が上がり、理論上の通信速度が上がっても、安定性も含めて有線に敵わないのは昔も今も変わりません。

それに加えて購入時にPS4本体にはLANケーブルが付属していないので、PS4をネットワークに接続する際にWi-Fi器機へ無線で接続している方も少なくないと思います。

無線の部分が多いとラグ増加

しかし、これでは無線の部分が多すぎてリモートプレイの際に品質が低下し、ラグの大きな原因になってしまいます。
ps4-remote-play-lag31無線の部分が多すぎる
1つの方法として、PS4からWi-Fi器機までの接続を有線にすることも通信品質の低下防止に大きな効果があります。
ps4-remote-play-lag32PS4とアクセスポイント(Wi-Fi器機)の間だけでも有線にする
加えて、そのLANケーブル選びも重要です↓

LANケーブルは速いものを

一言にLANケーブルと言っても複数の”カテゴリー”と呼ばれる通信速度規格が存在します。

PS4の有線LANは1000BASE-Tと言う通信速度まで対応しています。
この1000BASE-Tの速度を実現するにはカテゴリー5e以上のLANケーブルが必要になります。
カテゴリーの数字が低いほど通信速度が落ちるので、カテゴリー5以下のケーブルを使っている方は注意して下さい。
今自分が使っているLANケーブルはどのカテゴリーなんだろう?と思う方はケーブルのどこかに小さく書かれている場合があるので見てみて下さい。
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また製品によっては書かれていない場合もありますが、LANケーブルは必ず何かしらのカテゴリーに分けられているので、書かれていない場合は購入した際のパッケージなども確認してみて下さい。

基本的にカテゴリー5eから1000BASE-Tに対応していますが、ここでは より高い安定性を求めて、カテゴリー6のLANケーブルをオススメします。

当然Wi-Fi器機自体も1000BASE-Tに対応している必要がありますので注意して下さい。
ps4-remote-play-lag33LANケーブル、Wi-Fi機器、全てが1000BASE-Tに対応しているか
製品によってはGigabit Ethernet(ギガビット イーサネット)LAN速度1000Mbpsと表記される場合もあります。
- カテゴリー7 -
市場にはカテゴリー7のLANケーブルがあり、当然カテゴリーの数字が上がるほどに速度や安定性が上がりますが、当然コストも上がりる上に、PS4自体の性能に相対しないのでカテゴリー7のLANケーブルはオススメしません。
特にLANケーブルについては「昔パソコンで使っていたのが余っていたからこれでいいや」なんて人は注意してください。

オススメ カテゴリー6 LANケーブル

古い機種なら買い換えてスピードアップ

単純にWi-Fi機器を最新の機種に変えれば、一昔前の機種よりも数段にパワーが増しているので、古い機種を使っている方には一番効果があるかも知れません。

IEEE 802.11ac

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現在最も速いWi-Fiの規格IEEE 802.11ac(以下11ac)があります。

11acに対応しているスマートフォンやタブレットであれば、Wi-Fi器機も11acに対応しているものに買い換えることで、速度や安定性の向上に繋がります。
ps4-remote-play-lag35これであれば全て高速で接続できる
Wi-Fi機器で、11acに対応していても1000BASE-Tには対応していないものもあるので、注意して下さい。

新型PS4/PS4 Proは11ac対応だが…

これまで発売されていた旧型PS4は11acには非対応でしたが、新たに発売された新型PlayStation4と、11月10日に発売されるPS4の高性能Ver. PlayStation4 Proでは、本体内蔵のWi-Fiが11acに対応しました。

PS Vitaは11acに非対応

が、PS4の内蔵Wi-Fiと直接接続してリモートプレイできるのは相変わらずPS Vitaのみで、残念ながらPS Vitaは11acには非対応なので、直接PS4と接続する場合にはあまり恩恵は得られないと思われます。
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なので、スマホやタブレットでリモートプレイを行う際は、11acに対応しているスマホやタブレットと、Wi-Fi機器が必要になります。
ps4-remote-play-lag42これであれば、スマホやタブレットなどでもacの恩恵を受けられます
また、11acに対応していないスマホやタブレットでも、最新のWi-Fi機器ではアンテナ自体の性能が向上しているので、acに対応していないからと言って、全く効果が無いわけではありません。

11acに対応している主なリモートプレイ対応スマホやタブレット

現在、11acをサポートしており、公式にリモートプレイに対応しているスマートフォンやタブレットは以下の通りです。

Xperia Z2 / Xperia ZL2 / Xperia Z2 Tablet / Xperia Z3 / Xperia Z3 Compact / Xperia Z3 Tablet Compact / Xperia Z4 / Xperia Z4 Tablet / Xperia A4 / Xperia Z5 / Xperia Z5 Compact / Xperia Z5 Premium / Xperia X Performance / Xperia XZ

1ac と 1000BASE-T に対応しているWi-Fi器機は以下の通りです。

オススメ 11ac & 1000BASE-T対応Wi-Fiアクセスポイント機器


置き場所などの工夫

それ以外にも色々とWi-Fiアクセスポイント設定のチューニングや機器の置き場所など、リモートプレイする状況に合わせた対応も効果アリです。

例えば

1階リビングにPS4が置いてあり、2階の寝室でリモートプレイをしたい場合

は、Wi-Fiアクセスポイントの置き場所を有線で2階まで持ってきてしまうなどの荒技も、Wi-Fiの利点が損なわれてしまうかも知れませんが、無線の距離を短くすることができるので効果大です。
ps4-remote-play-lag41リモートプレイを行う隣の部屋まで有線で引っ張る荒技

と、様々な方法を書いてきましたが、それぞれの環境に沿った設定や配置が必要なので、これを参考にご自身の使用状況に合わせて色々試してみて下さい。

覚え書き