接続の違いによる対策

基本的なPS4とのリモートプレイの接続方法は以下の3つがあります。

1. 無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を中継して接続

PS4と同一ネットワークにある 無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を中継して接続する方法はスマホ、タブレット、PC、PSVitaで利用できます。
これが標準的な方法になります。

(スマホ、タブレット、PC、PSVita)

この方法も後述するWi-Fi機器やLANケーブルの選び方や置き場所などの工夫等でラグ対策ができます

2. PS4の内蔵Wi-Fiに直接無線接続(Vitaのみ

PS4に内蔵されているWi-Fiをリモートプレイで活用できるのは、唯一 PS4と直接無線接続ができるPS Vitaのみです。

(Vitaのみ)

直接接続する設定方法を見る

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ps4-remote-play-lag19
PS4の”設定“を選択
ps4-remote-play-lag20
リモートプレイ接続設定“を選択
PS Vita/PS TVと直接接続する“にチェックを付けると

PS VitaがPS4内蔵のWi-Fiに直接接続することができるようになります。

3. インターネット経由で接続

外出先からのインターネット経由で接続する方法はスマホ、タブレット、PC、PSVitaで利用できます(一部制限のある条件を除く)。

(スマホ、タブレット、PC、PSVita)

この接続方法は外出先でのインターネット環境に大きく左右されるので、今回は割愛します。

できる限りLANケーブルで有線接続

いくら無線LANの技術が上がり、理論上の通信速度が上がっても安定性も含めて有線に敵わないのは昔も今も変わりません。

それに加えて購入時にPS4にはLANケーブルが付属していないので、PS4をネットワークに接続する際に無線で接続している方も少なくないと思います。

無線の部分が多いとラグ増加の可能性あり

なので、下の図の様では無線の部分が多すぎてリモートプレイの際に品質が低下し、ラグ増加の原因になってしまう場合があります。

無線の箇所が多すぎる

1つの方法として、PS4から無線LANルーター(Wi-Fiルーター)までの接続を有線にすることも通信品質の低下防止に大きな効果があります。

また、PCの場合は無線LANルーター(Wi-Fiルーター)とPC間の接続も有線にすることで、飛躍的にリモートプレイの安定性が上がる可能性があります。

PS4と無線LANルーター(Wi-Fiルーター)の間だけでも有線にする。
PCの場合はさらに有線にできる。

加えて見落としがちですが、その有線LANケーブル選びも重要です↓

LANケーブルを高速化

一口にLANケーブルと言っても“カテゴリー”と呼ばれるいくつかの種類と規格が存在します。

その中でPS4は1000BASE-Tと言う規格まで対応しています。
そしてこの1000BASE-Tのパワーを生かすにはカテゴリー5e以上のLANケーブルが必要となります。

一般的なLANケーブルにも様々な種類と規格があります

カテゴリーの数字が低いほど通信速度が落ちるので、カテゴリー5や、カテゴリー5以下のケーブルを使っている方は注意して下さい。

今自分が使っているLANケーブルはどのカテゴリーなんだろう?と思う方はケーブルのどこかに小さく書かれている場合があるので見てみて下さい。

ps4-remote-play-lag23

製品によってはケーブルに書かれていない物もありますが、LANケーブルは必ず何かしらのカテゴリーに分けられているので、書かれていない場合は購入した際のパッケージなども確認してみて下さい。

基本的にカテゴリー5eから1000BASE-Tに対応していますが、ここでは より安定性を求めてカテゴリー6のLANケーブルをオススメします。

オススメ カテゴリー6 LANケーブル

特にLANケーブルについては「昔使っていたケーブルが余っていたからこれでいいや」なんて人は注意してみてください。

カテゴリー 7 以上のケーブルについて

市場にはカテゴリー 7 を越えるLANケーブルがあり、当然カテゴリーの数字が上がるほどに速度は上がり、付加価値もつきますが、当然コストも上がりる上に PS4 自体の性能に相対せず、PS4に対応もしていないので場合によっては通信の品質や速度が逆に落ちてしまう場合もあるため、PS4においてはカテゴリー 7 や 7 以上のLANケーブルはオススメしません

LANケーブル以外にも注意

PS4やLANケーブルが1000BASE-Tに対応していてもその先の無線LANルーター(Wi-Fiルーター)が対応していなければ最大のパフォーマンスは出せません。

無線LANルーター(Wi-Fiルーター)も1000BASE-Tに対応する必要があるので注意して下さい。

LANケーブル、Wi-Fi機器、全てが1000BASE-Tに対応しているか

製品によっては「Gigabit Ethernet(ギガビット イーサネット)」や「有線LAN速度1000Mbps(1Gbps)」と表記される場合もあります。

次ページ:無線を高速化!

さらに次のページでは無線LAN(Wi-Fi)環境のグレードアップ方法についてアドバイスします。

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