映画『フライト・ゲーム』感想(ネタバレ&あらすじ有り)

滑走路が見え、着陸を試みるが、左エンジンが爆発。機体が斜めってしまう。

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カイルはそのまま胴体着陸を試みる。

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そして胴体着陸の衝撃で機体が破損。
機体の壁がもがれていく中、窓際に座っていた少女が外へ座席ごと投げ出されてしまいそうになる。
それをみたビルは助けようと手を伸ばすが、ベルトが外せない。

滑走路で滑りながら前進を進める機体。
少女を救おうと手を伸ばすビル。

果たしてビルの運命は。乗客の運命は。

この作品を観るには

感想とか

犯人正解率3.7%

この映画の最大の見所は本編残り15分まで犯人が誰なのか全く明かされない点。
その犯人に繋がるポイントもヒントも全く無いので、全員が怪しく見えてしまう。

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主人公も含め、影で事件を操っているのが誰なのか。

そして明かされる犯人が、まさかのあいつ。

色々コイツだろう。あいつだろうと目を光らせてはいたのですが、「あー、こいつじゃないな」と思った結果 え、お前だったのか! と。
そしてまさかもう一人犯人が居たとは。そのもう一人もお前かよ!という。

本当に まさか まさか の嵐で、脚本家にまんまとやられました。

不信感と信頼

特にこの映画を面白くさせている要素が、この人は信頼して良いのか?と言う駆け引き。
たまたま乗った飛行機で出会った、素性も知らない人達との兼ね合い。

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ただ、その信頼の得方が所々雑に感じたのは残念だった。
ジェンの話を聞いてすぐ信じちゃう所とか。ジェンの事を特別に思ってたという伏線だとしても、あまりにも極端すぎるように感じました。
しかし途中ビルがライリー警部に拳銃を渡して和解するシーンとかはなかなか良かった。

最強リーアム・ニーソン

リーアム兄さんならどうにかしてくれる!という、根拠の無い信頼。

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故に、これ系の作品特有の凶悪な犯人がすぐ側に居るかも知れない!というハラハラ感が少し薄かったように感じました。
殺人の対象が他の乗客って言う点も大きいかも知れませんが、男3人がかりでないと取り押さえられない程のパワフルさは、この作品でも健在です。

たまにはとことん情けないリーアム・ニーソンも見たいですよね。

次回作は

今のところ続編や繋がる作品の発表はありません。

しかし、一作品の物語としてはきちんと終わっていますが、色々謎な部分の回収が無かったので、逆にそこを突いて黒幕を作ろうと思えば新たな展開は可能です。

筆者的に凄い怪しいと思っていたのが医者で、見終わった後にも、あの毒針に気付かないとかないよな。と。
医者が黒幕であると個人的に結構つじつまというか、色々な謎がしっくり収まる部分もあるんですが・・・。

この作品を観るには

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