悲しい運命

ある日、凪の計らいで陽菜と二人きりになれた帆高は、
千載一遇のチャンス!と思い切って告白しようと、陽菜を呼び止める。
が、突然 陽菜の叫び声と共に一瞬にして陽菜の姿が消えてしまう。

陽菜の声のする空を見上げると、そこには宙に浮かび、腕や顔など向こう側が見えるほど透けてしまっていた陽菜の姿が。
ゆっくりと地面に戻ってくる陽菜は地上に着くと透けた体も元通りになっていた。

自宅までの帰路、陽菜は帆高に自分があるビルの屋上の鳥井で力を授かった日の事を打ち明ける。

その後、陽菜の家に着いた二人だが、そこに警官がやってくる。
陽菜は帆高を匿い、対応すると警官は捜索願いが出ている家出少年を探していると帆高の写真を見せる。
知らないと言う陽菜に追い打ちをかけるように、保護者の居ない子供だけでの生活は問題だと、後日 児童相談所と共に出直すと言い立ち去る警官。

すると すぐに須賀がやってきて、事務所にも帆高を探す警官がやってきたと言う。
須賀は自らの現在の立場や帆高を誘拐した誘拐犯にされてしまうと、これからの自らの生活がダメになってしまうと、島に帰るための資金を退職金として帆高に渡す。

須賀が帰った後、
家に居られなくなったと荷造りする陽菜と凪を見て、帆高は決心し「一緒に逃げよう」と3人で逃亡することに。

東京は記録的な大雨で大洪水。
宿を探すも、ことごとく満室。さらに身分証明書もない子供だけの3人を泊めてくれる場所も無かった。

3人は途方に暮れる中、街で警官に呼び止められ、手配中の帆高の素性もバレそうになる。そして帆高は2人を逃がすために囮になろうとするがすぐに捕まってしまう。
捕らえられた帆高を見て焦る陽菜は咄嗟にお願い!と祈ると、超巨大な落雷が近くの車を直撃。大炎上すると、警官はそちらの方へ。
その隙に3人は難を逃れ、知らずに入ったラブホテルに宿泊。

疲れて眠る凪の横で、丁度深夜0時。
陽菜へ指輪をプレゼントする帆高。

指輪を受け取る陽菜

驚き笑顔で指輪を受け取ると、陽菜は帆高に「この雨止んで欲しいと思う?」と問うと、帆高は特に何も考えず「うん」と即答。
それを聞いた陽菜は思い詰めるように「私、人柱なんだって…」と自らの体が透けてしまっている様子を見せ、夏美から聞いた晴れ女である自分の運命を帆高に打ち明ける。
泣きじゃくる帆高に「私がこのまま死んじゃったら、凪をよろしくね」 という陽菜。
しかしそんな陽菜に「ダメだ。俺達は3人で暮らすんだ。ずっと一緒だ」と指輪を陽菜の左手薬指につけると、感極まった陽菜は帆高を抱きしめる。

その夜。
不思議な世界で目覚めた陽菜の身体は既にほとんど透明になってしまい、帆高からもらった指輪も指をすり抜けてしまい、泣き崩れる。

運命に抗う

一方、朝 目覚めた帆高と凪は、陽菜の姿がないことに慌てていると、
突然部屋に突入してきた警官達に捕まってしまう。

連行され、ホテルから出ると、昨夜までの大雨がウソのように晴天だった。
と、帆高が空を見上げると、陽菜に渡したはずの指輪が帆高の目の前に落ちてくる。
指輪を拾い、泣き崩れる帆高。

陽菜に渡したはずの指輪が

パトカーで聴取を受ける中で、陽菜が実は15歳の中学生で生活のために年齢を偽っていた事実を知る。
帆高は陽菜を探しに行きたいと何度も警官に訴えるが相手にされず、
警察署の取調室に着くと、ついに帆高は警官の隙をついて逃走。
途中で鉢合わせた夏美の助けを借りて、警官を撒き、陽菜が力を授かったと聞いていた鳥居のある廃墟ビルへ。

そこで警察から逃走したと聞いて帆高を待ち受けていた須賀と警官に止められるも、「なんで邪魔をするんだ!オレはただもう一度あの人に会いたいんだ!」と叫び、全力で警官を振り切り、決死の思いでビルの屋上へ、「神様、どうか!」と願いを込めて鳥居をくぐり、帆高も陽菜の居る不思議な世界へ飛び込む。

そこで陽菜を見つけ、もう晴れなくてもいい。今度は自分の為に願って!と、陽菜が祈り、二人で現実世界へ。
二人が戻ると、東京に突然雷雨が。


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