この記事は最後の更新が2年以上前のため、内容や情報が現状にそぐわない場合がありますのでご注意ください。

専用アプリの使用感

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日本語への対応もほぼ完璧で(一部おかしな表記はありますが)英語の知識が無くても理解できるシンプルなアプリケーションに仕上がってます。

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タグを登録する際は分かりやすい名前が良いのですが、どうやら日本語では正しく動作しないようなので、「財布」としたい場合は「Saifu」や「Wallet」などにしておくと良いです。

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すると直ぐにタグの更新が行われます。
このメーターが動かなくても焦らずしばらく待ちましょう。

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更新が完了するとメッセージがポップアップするので「却下」します。
恐らく、この「却下」は「閉じる」と言う意味です。

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そして検索するタグを選択します。

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するとレーダー風のデザイン上にタグが表示されます。
ここでスマホとタグの距離(電波強度)が目視でき、同時にタグの電池残量や、タグ周辺の温度まで分かるようになっています。

ここにある「鳴らす」ボタンをタップすると、即座にタグからビープ音とLEDの点滅で場所を知らせてくれます。

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「警告」では、”通知設定”が行えます。
「リーシュ」とはタグが検知できなくなったときに通知するかどうかの設定です。

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「設定」では接続速度やその他色々な設定が行えます。
ここにある「接続速度」によって「StickNFind」の電池寿命が変動し、

遅い設定で約12ヶ月
普通設定で約10ヶ月
早い設定で約7ヶ月

となっています。

使ってみて気になった所や全体の使用感

接続できるタグは1個

これが一番残念でした。
登録できるタグは最大20個ですが、一度に接続できるタグは1個のみ。
つまり同時に2つ以上のタグは検索できません
また、タグが範囲外に出た時の通知設定も、他のタグを検索すると設定が消えてしまうので、再び設定し直す必要があるため、複数のタグを利用する場合は少し手間が多いです。

ビープ音が小さい

スマホからの操作でタグ自体の音を鳴らすことが出来るのですが、この音が非常に小さい。
簡易的な騒音測定器で測ったところ、近くでもたった45dB程度しか出ていませんでした。
静かな部屋でも、だいぶ耳を澄まさないと聞こえず、人混みの中ではまず間違いなく聞こえません。

本体が開けづらい

公式でバッテリーは約1年間持つというアナウンスがされており、交換もユーザー自身で行えるということですが、本体を空ける作業に結構な力を要し、ほぼ殻割りと思うぐらいしっかりとフタがされているので、かなり強引に開ける感じになります。
女性の手だけで開けるには少し辛く、安易に交換出来ないのが気になりました。

範囲外に出たら直ぐに通知されるわけでは無い

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タグをスマホが検知できなくなると通知を出す機能があるんですが、これがデフォルトで90秒経たないと通知してくれない。
設定でも最低で45秒までしか設定できないので、忘れ物をして1分以内にバスとかに乗ってしまうと残念な結果になってしまいます。

通知パネルでの通知

アプリは設定によってバックグラウンドでタグを検知し続け、検知できなくなると通知してくれるのですが、ポップアップとかでは無く、通知パネルで通知されるので、アラート音を分かりやすくしておかなければ、一瞬「なに?メール?」となってしまう可能性も否定できません。
逆にタグが範囲内に入ると通知する設定もあるんですが、こちらはポップアップで出ます。

通知は鳴り続ける

タグが範囲外に出ると通知音と共にバイブレーションが鳴ります。
これは通知パネルから通知を消すことで一端止むのですが、しばらくするとまた鳴ります。
範囲内に入るか、設定を外すまで何度も鳴るので、少し面倒です。

接続サーバーが重い

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地図機能を使うためにsticknfind.comにユーザー登録、その後アプリからステッカーを登録するんですが、接続エラーでしばらく登録ができませんでした。
登録後も度々自動的にサインアウトしてしまうなど、満足に地図機能が使えなかったりと。
Webの管理ページも若干重く、時間帯や海外サーバーという理由もあるかも知れませんが、この辺りのサービスは雑に感じます。

総評価

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物としてはだいぶ魅力的で、使い方や、利用者の理解が高ければ非常に重宝する物だと思います。
が、しかし細かい部分での詰めの甘さや、もっと、こういう通知の仕方もあるだろうなーと言う点も多くあったので、その辺りが残念でした。

私が感じた大半の不満点はアプリの完成度にあるので、今後のアップデートによって、その不満が解消されることを願いたいです。

今回使用した商品

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