ヨネックスの「パワークッションワイド 2002」を今更ながら手に入れたのでフォトレビューをしてみようと思います。
使用感は人それぞれだと思うので、見た目メインのフォトレビューとなっていますが、最後に少しだけ使用感を書いてみたいと思います。

昨年の9月に発売されたこのテニスシューズですが、「Boa®クロージャーシステム」など、テニスシューズではヨネックスが先駆けて採用した機能など独特な魅力があるので、その辺りを中心に書いていきます。

(今回のレビューでは 26.0cm サイズのものを使用しています)

「パワークッションワイド 2002」スペック

まずはシューズのスペックを簡単に紹介。
「パワークッションワイド」シリーズで 2002 はオールコート用となっており、別に クレー・砂入り人工芝用の 1002 もあります。

三層構造のパワークッション

7m の高さから落とした生卵が割れずに 4m 以上も跳ね上がる衝撃吸収素材を三層構造で使用しており、プレー中の足踏みを優しく、かつ力強くサポートしてくれます。

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タフ ブリッド ライト テクノロジー

高性能のテニスシューズとなると、重量感を感じるのがよくあるパターンです。
しかし「パワークッションワイド 2002」では耐久性も兼ねて軽量性を高め、従来品よりも軽く、26.0cmでは330gまでの軽量化で長時間疲れにくいものとなっています。

4Eワイド

ゆったりと履きたい方には嬉しい4E設計。

フォトレビュー

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それでは見た目を写真で並べてみます。

全体

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前後

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左右

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斜め上から

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かかと

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斜め後ろから

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タン(ベロ)部分

シューズ底と一体となっています
中国製

裏側

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Boa®クロージャーシステム

そしてこのシューズの一番の特徴とも言える「Boa®クロージャーシステム」。
スノーボードなどやっている方は見たことあるかも知れませんが、靴紐では無くワイヤーで足を固定するのが、この「Boa®クロージャーシステム」です。
テニスシューズでは唯一ヨネックスだけが採用しています。

ワイヤーを緩めるにはダイヤルを引き抜くように外して、イージータブを引っ張ることで するする っと手軽に緩めることができます。

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買う前は多少の引っかかりはあるだろうな と思っていましたが、実際は非常にスムーズにワイヤーが緩むので、片手で簡単に脱ぐことができると思います。

そして締めるときは、ダイヤルを押し込み、時計回りにダイヤルを回すと「カチカチ」とワイヤーがダイヤルに巻き込まれていき、カッチリと固定することができます。

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ワイヤーも1mmもないぐらいの細さで、耐久性も心配になりますが、軽く触った感じではすぐに切れるような柔な物では無さそうに感じました。
また、布製の靴紐などとは違って使う度に伸びてしまう心配が無いので、いつまでも同じ感覚で締めることができるのは良い利点ではないでしょうか。

ただし このシステムは日本ソフトテニス連盟の使用基準に準拠しておらず、競技大会では使用できないので、個人で楽しむ際にのみ使用して下さい。

使用感

これはあくまで筆者個人が体感した感想なので、あくまで参考として捕らえて下さい。

砂入り人工芝コートでプレーしてみたところ、適度なグリップや踏み出しなどはなかなか好印象で、一回目なのにも関わらず、足へのフィット感を高く感じました。
今までシューズは慣らしていく物だと思っていたのを良い意味で裏切ってくれたので、ここはかなり高ポイントでした。

土踏まずの部分は多少の出っ張りを感じるので、これは人によって好みが分かれそうです。
4Eワイドと言うことで、指先のゆったりとした使用感は疲れづらさと、先に挙げた足へのフィット感を後押しして、急の方向転換も指先への負担は然程感じませんでした。

そして「Boa®クロージャーシステム」は、初めはどれぐらい締めて良いものか探り探りでしたが、緩く締めるより少しきつめで締めることで安定感が得られました。
ただし、これは個人個人の好みによるものが大きいと思いますが、きつく締めても足の踏み出しに違和感も無かったので、少しきつめがオススメです。

今回使用した商品